もともとVC等から調達して起業することを前提にしない事業開発をしていたこともあり、バイアウトして「おめでとう」と言わ
れることに違和感があります。
さらにはその前段階のプロセスである資金調達(EquityでもDebtでも)しただけでも、facebookのタイムラインで「おめでと
う」と連呼されるのを見ると同じように違和感があります。
これは論理的に説明しにくいのですが、肌感覚として「何で【おめでとう】なんだろう?」と感じています。
でも最近は慣れっこになって「おめでとう」と言ったりもして。
でも、こういうスタートアップの雰囲気を違和感を感じ、一線を画そうとされている方は結構多いんですよ。
(私の周りだけかな。)
ここ1~2年で、「起業の~」「シリコンバレー流~」という本が出たり、ベンチャーファイナンス系のイベントや、Schooでも
無料講座が結構やっているので、みんなベンチャーファイナンスに相当詳しくなっているなぁという感想で、それは大変良
いことだとは思います。
一方で聞きかじりの知識でベンチャー経営を語る「耳年増(みみどしま)」も多いなぁと感じます。
本来、Going Concern(継続事業)であるから事業価値は付くし、社会のためになるわけで、EXITは特定の人格の利益
をどう実現するかというテーマなので、本来は後回しだと思うんですよね。
VC等から出資を受けるんだったらEXITストーリーを描かなければいけませんが、EXITありきで事業開発をするのであ
れば、相当事業のスコープを小さくしてしまう危険もあると感じます。
くれぐれも、EXITがおめでたくないとは思っていないし、それで誰かが儲けたということが悪いことだとも思っていません。
要は言葉にできない違和感です。
(最近の私のブームは、「言葉にできないもの」を大切にする、です。)
01BoosterはEXITを前提としない事業も積極的に応援していおります。
・・・