01Blog / アラフォー起業の恐怖の本性

投稿者:Suzuki Norifumi
2017/06/07 00:00

※ 2014年のブログのリバイズです。2017年はどうでしょうか?

 昨日、新卒で入社したゼネコンの同期が、近々起業したいとということで01Boosterに訪ね来てくれました。約20年を経て、旧友が起業相談で訪ねてきてくれるとは本当に嬉しい限りです。不惑を向かえ、それなりにキャリアを積み重ねてきて、それなりの報酬とポジションを手に入れたのですが、今一度自分の人生を見直し、勝負したいというのです。

 何とか力にはなりたいのですが、やはり最後は自分の覚悟と力だけですね。周りができることは微々たるもので、ディスカッションパートナーになってあげたり、勇気付けたりするぐらいですね。(実は受ける側はそういうのがありがたいのですが。)覚悟しているとはいえ、私の前だからだと思うのですが、期待とともに「怖い」ということも言っていました。

 あ、そういえば自分も大企業の傘の下から出るときは「怖かった」ということを思い返しました。私は30代で起業しましたが、Over40の起業はさらに不安と恐怖があるんだと思います。そういう感覚を持たない特殊体質の起業家もたまにいますが、大抵の人間が持つ感情だと思うんです。でどんな種類の不安や恐怖だったかを整理すると以下のような感じかなと。

  1. 会社のブランドを外し、自分ブランドだけで通用するのか、という不安。特に、over40にもなるとそれなりのポジションになっており、業界内でも相当なネットワークもあるがゆえに、その不安は大きい。  
  2. 失敗した際の気恥ずかしさ。それなりに活躍している現状を投げ打って失敗したときのコストは大きいです。それは会社という組織がなくなったらやっぱり自分の力ではないという証明をしてしまいます。起業なんて成功確率は1割なんだからそんなこともないんですが、日本は失敗に寛容ではないので、周囲はそういう風にみるでしょうね。  
  3. 家族や親族に迷惑をかける不安。経済的にも不安定になるし、労働時間という概念もなくなる。土日も定期的に休める保証なんてどこにもない。

 特に40まで日本の社会主義国家以上の労働基準法にがっちり守られた就業環境で生活してきた人にとっては生活が一気に変わるのは不安ですね。私の場合には未就学児の子ども2人いた時に起業したので、ここは若干気が引けました。恐らく、年取ってから「子どもともっと一緒に遊んであげれば良かった」等の後悔の言葉を吐くんだろうなと今から予定(^_^)しています。で、実は「報酬への不安」や「再就職への不安」は結構劣後するんです。

 私の場合は。4人家族で月15万円くらいあれば最低限生きていけるし、仕事を選ばなければいくらでもあるし。であれば、結局勝負しない人生なんてないんです。誰彼構わず起業することを推奨するつもりはないですが、旧友のように覚悟を決まったのであれば最大限バックアップします。身勝手ではありますが、2014年は「アラフォー起業」の年です。(なんか寂しい。)

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Suzuki Norifumi
代表取締役CEO 01Booster Inc.

大学卒業後、ゼネコン主計部門を経て、カルチュア・コンビニエンス・クラブ入社、管理部門を統括するコーポレート管理室長。東証マザース上場、東証1部指定替えプロジェクトメンバー。その後、エムアウトにおいて教育事業「キッズベースキャンプ」を創業するとともに、兼務で新規事業開発シニアディレクターを歴任。同事業を東急電鉄に売却するとともにその後3年間のPMIを経て、同社取締役退任後、事業創造アクセラレーター株式会社ゼロワンブースターを創業し、起業家支援、企業向け新規事業開発支援事業を展開。日本を事業創造できる国にして世界を変えるために事業創造プラットフォーム構想を推進している。

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