【01Blog】起業の創業者間、バイアウトの人間系でもめたときには?

2014.03.25

基本的に起業(ベンチャー企業)において創業者はもめると思ったほうが良いと思います。最悪は訴訟に及んでいるケースもあるのでそんなもんだと思っておいた方がベターと思えます。これはStartup(ベンチャー企業)のM&A(企業買収)後にも起こります。異なる人材のミックス。イノベーションを興す上で混乱は必要悪であるとも思えるわけです。 関連ブログ その1 その2  一般的に日系は「恩を仇で返す」とか「あすこまで良くしてあげたのに!」など、かなり相手の「良心」に依存している気持ちを持つケースが多そうです。どこそこの国の人は恩を感じない!とか色々いう人も居ますが、究極を言えば、人間、極限になれば(つまり競争が激しければ)恩を仇で返すなどは当たり前になるので「根本は変わらない」というのが私の考えです。少しもめた離婚騒動を経験した人は理解いただけるかも知れません(笑)。 相手が悪い!と言っても、あくまでこれらは自分側の理屈で、もしかしたら相手から見たら問題があったかも知れません。問題は、なかなかそのようなクールな気持ちはそうはなれないものです。また、基本的に自己反省して、決裂状態で温情を見せて相手のことを考えても問題が大きくなるかと(相手は感情的になっているかも知れないので)。合理的ではなく既に感情問題になってますから「逆手に取られた!」などとなりだすと更に混乱すると思います。いずれにしろ、ベンチャー企業、起業、企業買収ではおこりやすいことかと。 さて、この場合には二点思うところがあります。 1. 一つは、そもそもの目的はなんなのか? 「相手をギャフンと言わせる。謝らせる。反省させる。」などが目的なのか。それとも、「会社を存続/or発展させること」なのか、あるいは、「M&Aをうまく行かせる」ことなのか。一番の目的はなんでしょうか?自分こそはこの目的のために合理的に行動すべきです。会社で干されたらしっかりと有給を頂き次を探す。創業でもめたら後は相手に期待せず、会社の繁栄が目的であれば、相手が良いとか悪いとかそういう理想論にとらわれないで、合理的に行動する。つまり、「そもそも論」に今こそ帰る時だと思うわけです。 2. 自己反省はして、相手のことは忘れる 「別れた女のことを気にするのは野暮ですよ」前にお世話になったStartupのCEOがM&Aの後に私が買収先の人に憤りを感じていた時に言われた言葉です。「人間は感情で動くもんですよ」とも言われました。人は必ずしもロジックでは動かないものです。もしもロジカルであれば創業者同士やM&Aではもめませんからね。後はその人にとっては非常にムッとすることでも周りからみたら大したことはないというのは良くあることですね。つまり、相手がどうの?はもう置いておいて自分たちの反省をする。相手はもう決裂したわけです。なので気にしない。 最後に一言加えると、究極を言えば利点があるのであれば合理的にまた一緒にやるのもありです。ここまでの境地にはなかなか相当未熟者の私にはたどり着けませんが。

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