【01Blog】起業教育プログラム01Dojo第1期修了

2014.03.31

一昨日2014年3月29日(土)をもって事業創造のためのアクティブラーニングプログラム01Dojo第1期が修了いたしました。 構想期間1年、4ケ月Day1~8までのプログラムで、試行錯誤しながらの運営でしたが、何よりも参加者、メンター、運営者に一体感が生まれたことが何よりも価値だと思います。 01Dojoは継続的に実施してまいりますので、今回第1期4ケ月間の運営を経て気づいたこと(検証できたこと)を書き留めておきたいと思います。 ①独立起業と社内起業のプログラム融合は難しい もともと、事業創造は多様性が必要であるとの思いから、両者を同じプログラムに参加していただき、交流・融合を図ろうと設計していたわけですが、事業開発プロセスも違うし、関心領域に対する情報の深さも違う、何よりマインドセットの違い等で難しいと感じました。今回のプログラムには社内起業が2名いらっしゃいましたが、そもそも起業マインドをお持ちのおふたりだったので問題はなかったのですが、今後に関しては、誤解を恐れず言うと、会社を辞め背水の陣で起業活動をする人と、そうでない人を同じテーブルで議論するのは難しいということを再確認できました。 ②内省プロセスの大事さを痛感 巷では3日間でビジネスを開発するスタートアッププログラムもありますが、閃いたアイディアをプロトタイプまでスピード感もって作ってしまいます。これはこれで素晴らしいと思います。 一方、01Dojoは4ケ月間あるため、閃いたアイディアを「本当に自分はこのビジネスがやりたいのか」「何で自分はこのビジネスをやりたいのか」等の内省をする時間が十分ありますし、01Dojoの設計思想的にDay4までの前半は内省を促してきました。そして、やはりほとんどのみなさんが悩まれ、前半で半分以上の方のビジネスプランがリセットされました。プログラム期間中、適度にプレッシャーをかけ、最終残ったプランが洗練度合いが増すということになります。 <ご参考> 第1期のお申し込みは 15人 そのうちスケジュールの都合などでプログラム参加者は 11人 そして4ケ月後に最終プレゼンできた方が 4人 社内起業のためプレゼン辞退された方 2人 プレゼンを辞退されたが最後までプログラムに参加された方 3人 結局、内省を十分しないで出来上がったビジネスはどこかでぐらつく可能性が高いですし、ちょっとした障害でも挫けやすくなってしまいます。ここは設計思想でもある程度イメージしていたものの、改めて強く感じたことです。 ③起業家オフィス01Boosterを活用できる意義を再確認 今回のプログラム参加者には01Boosterオフィスを無制限にご利用いただけるようにしました。01Boosterには約60人の起業家達が事業開発していますし、投資家や大企業新規事業開発ご担当者等多くの方が出入りしますので、そこで行われる情報交換やネットワーキング、そして相互刺激が実は効果的だと感じております。 01Boosterで非定型、偶発的に行われるコミュニケーションは意義深いです。 ④メンターの存在の大切さと感謝 今回のプログラムは毎回メンター(投資家、大企業の事業開発ご担当者、先輩起業家等)の方に参加いただきました。それぞれスタートアップ業界では多くの経験や知見をお持ちで、その方々からのアドバイスは本当に貴重でした。教科書的なことを言われるよりも、経験値に基づくものはかけがけがありませんし、経験された方からのアドバイスでないと参加者は納得感はありません。 ここで改めて御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。 その他、ここには書ききれないような多くの気づきや検証結果を基に、2014年度は「01Dojo第二期」、「01Dojo法人プログラム」を開催いたします。ご期待くださいませ。

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