【01Blog】企業と起業の出会い、そして、オープンイノベーション前夜?

2014.04.17

日本の企業がなかなか新規事業を産めないということは極めて大きな社会問題です。 本日はシナプスの家弓さんのお胸をお借りして、01Boosterの鈴木代表が新規事業の創り方という形で主に企業の方々を前に講演をさせて頂きました。会場は大入り満員。新規事業を創ることへの企業の方々の並々ならぬ関心を肌で感じました。 01Boosterも立ち上げてから2年間になりますが、大企業の方々の訪問が沢山あります。正直、お話させて頂く大企業の方々もまだまだ自前主義が強いのも事実です。一方、それでは立ち行かないということに気づきだした方もかなり出始めているというのがここ1年間の変化です。 大企業がStartupを含め情報を集めている状態が1年前ぐらいまで、大企業がStartupと組んで何かやりたいという意志を持っている人が増えてきているのが今、もちろん、企業さんが色々なインキュベーションを自社で立ち上げているのも事実です。 私としてはもう一段階だと思ってます。「自分たちが主体ではできない」という状態を大企業が気づくのが次の一年ではないかということです。何故ならベンチャーと企業の方では方向性が全く異なるからです。これを埋めるのは大企業とベンチャー立ち上げの両方を経験したような方がある程度お互いに居れば可能かも知れませんが、単純に大企業とベンチャーが二社だけでは文化が違いすぎて、うまくやっていくのは極めて難しいということです。個人的にはほぼ不可能だと思ってます。能力の問題ではなく立場が違いすぎるのです。経験をしたことしか人間は理解できませんので。また、企業が自分でやるにはROIも合わないでしょう。 最近は、一部の企業は更にもう一歩進んで、第三者を仲介者に使って、オープン・イノベーションに向かっている方々も居ます。 次の一年の変化が楽しみです。

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