【01Blog】IntelのHacker League買収を考える

2014.09.02

なるほど、そういうことか・・・ 要は、先進国の戦略はこっちですね。実行できる人間を如何に確保するか。 日本はまだまだ途上国型(垂直統合型)のR&Dを実施していると思えます。経済成長が著しい途上国ではトップダウンで自社抱えの製品開発の方が早い。これはChina(少し前までのKorea)が平均的に取っている戦略で物量作戦xスピードで市場を席巻してしまう。典型的な例がSmartphoneのShipment Shareですね。AppleはOK、Samsungは多分、そろそろ厳しい。ハイテク側に寄るAppleはOK、中国勢のトップダウン大人材投入型高速開発の勢いが凄い(部品選定に日本が1.5年、中国は1ヶ月でその部品を使った試作品の差:確実にこの分野ではクラフトマンシップ&自前主義の日本は勝てない)。 http://thenextweb.com/insider/2014/07/30/idc-global-smartphone-shipments-hit-record-295-3m-q2-2014-samsung-apple-lost-market-share/ R&Dの多くを外出し(アウトソース)しており、Wearableでも世界の叡智を集めるIntelが少し前ですが、2013の12月にHacker Leagueを買収しました。このHacker LeagureはこのTCの記事によると2年間で460回のハッカソンを実施、6000名のハッカーの登録があります。 アイデアに意味があるのか無いかというがあります。これはどの場面で誰が主語かで変わると思います。選んだビジネスとタイミングが全てという考え方もあるんですが、あくまで「実行」を伴う必要がある。優秀な人間であれば多少テーマが悪くてもピボットして何がしかの解を見つけると思います。 そうですね、結局、実行する「」が重要だということだと思います。このIntelのHacker Leagure買収は全てがそうではないかも知れませんが、この実行できる人材の母数を確保することにあるのではないかと思います。

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