【01Blog】黒船来襲「ディズニーアクセラレータの衝撃」

2014.09.11

ついに来ましたね。黒船。 日本は結局のところ外部からの力でしか変革を行えないのか?と思えなくも無い出来事ですね。アマゾンの出版社の格付けのニュースの話も冷めない内にですが。 最近は色々な大企業の方とお話させて頂きますが、未だに社内リソースだけで新規事業を何とかしようという方が多いです(というよりほとんど)。一方、NTT西日本さんのような巨人ですら外部リソース活用に動いていたりもします。もちろん新規事業にも色々ありますので、滲み出し分野のようなところは既にオペレーションが整っている大企業ではやりやすいでしょうし、プラスオン、ラインナップ拡充といった類も同じです。わざわざ外部リソースを使う必要はない。問題はイノベーティブな新規事業になりますね。これを内部リソースで実施する未来はもしかしたらもう来ないか、相当ROIが悪い(大企業のリソースでは可能であるが、非常に非効率)状況になるのではないか?ということです。 800px-NanbanCarrack 理由は世界には日本という国だけではないということです。エネルギー、安全保障、食料、情報もかなりの部分を海外依存しているのが今の日本です。BARCLAYSが典型的かと思えますが、要は、途上国(具体的には中国)のパワーがすごいのです。ヨーロッパの動きもですね。ドイツテレコムも本気です。ITや金融などグローバルに直接にリンクするところから外部リソースでのイノベーションを本気で始めております。 そして、今回の衝撃はディズニーのアクセラレータです。既に、GoogleやIntelがグローバルに「新規事業ができる」人材獲得に走っているのは前にもまとめました。今回は日本語の日経を介して来てます(私はここに着目してます)。日本はコンテンツ大国であり、海外との関係を見るとコンテンツは単なるエンタメ(娯楽)ではありません。なぜ、我々は米国に憧れを持つ人が多いのでしょうか? これに大きな役目を持っているのは映画や音楽なんです。経済目減りする日本に対し、世界で日本語を習う人口が増えているのは何故か? これはコンテンツ(マンガ・アニメなど)の力なんです。 世界の英知を集めるコンテンツ産業。ディズニー、abc、ESPN、PIXAR、MARVEL、LUCASFILM。この名前。アメリカのコンテンツ産業の雄が世界の英知を求めています。これが米国の底力です。まさか。。。と思いますが、ディズニーから日本のアニメが出たらどうなりますかね? そして、米国はそれを受け入れるだけのフトコロが有る国だと思います。世界の英知が世界を創るのです。 いつまで、1社だけ、かつ、社内リソースでの新規事業開発を続けますか?世界は確実に動いてます。そして、日本はその流れから逃れることは物理的にできません。

・・・