01Blog / 自由という名の残酷、カオスをどう考えるか?

投稿者:Goda George
2017/08/20 00:00

※ 2014年頃のブログのリバイズです。

初めて経験するカオス、自由という苦しさ

朝起きても良いし、寝てても良いし、5:00AMに起きて市場調査に行っても良い。お金に余裕があるのであれば、中東まで市場調査に出かけても良い。

そう、今ここで。 こんな人生良いだろうなぁと思うかも知れないですが、実際には「自由」というのはなんとも苦しいものです。このカオスは実に辛い。サラリーパーソンが夏休みに、あー?今日はなにしようかなー?というのとは全く違います。その時間はキャッシュを産むかも知れない時間。よほどお金を持っている人以外は生活の不安に夜もねれないこともあるでしょう(逆に中途半端にお金を持っているのもキツイです。これは後述します)。

会社の頃を思い出して

会社に勤めていれば、社長で無ければ、上は居るわけで、何か色々言ってくる人が自動的にいます。こんなことやっても意味があるか!とか社長は分かっていない!と言っていれば良い。これは実に楽です。戻れないけど、なんて素晴らしく楽だったのかと思いますね。もちろんその時は辛いんですけどね。要は、分かってもらえない!っていう辛さなので。ただ、やっぱり給料出ているんだから楽ですよ。

何をやっても良いというのは実は辛い

焼き鳥屋もOK、不動産もOK、ITをやっても良いし、教育でも良い。東京でも福岡でも良いし、ビザの問題はありますが、日本である必要もありません。自由は素晴らしいが、これはこれで苦しい。 ビジネスプランを大量に探す人もいます。これはこれで良い。200個、あるいは300個。それぐらい考えれば確かに何か出てくるであろう?(決まる)と思うのですが、実はそうでもないです。変数が増えれば増えるほど、悩む部分も多くなります。コンサルでしたらリストを出して終わりでしょうが、これをこれにすると決断するのは全く別の能力です。

評価が高い人もボロボロになる

多くの有能な人が自分が決める側になったらまるで魔法にかかったようにダメになるのを何度も目にしました。私自身もそうだったと思います。それぐらい決めるのは難しいと思います。 ここで一生困らないぐらいのお金を持っているのであればOKですが、そうではない人は本当に金が欠乏しだしたりすると、どうしても決めざるを得ませんので決めることになりますが、それぐらいフラフラしそうです。問題は、今までの学校人生あるいは、会社員人生ではこの経験が無いということです。コンサルでもなかなか付かない。自社サービスを展開するということは。ですね。

自分はそもそも何者なのか?

自分は何屋です!というのに結構な時間がかかると思うのです。ということはアイデンティティの喪失に悩むというかなり人間の根幹の部分に及びます。 特に日本人は欧米のように自律走行するような教育も社会人経験もしていなので、より苦しむと思います。海外でよく言われますが、日本人は想定以上(経験外)の事が起こると解決策を探さずにフリーズしてしまうと。この状態が起業を決めてから始まるので、最初の障壁は大きい。

実はビジネスプランを渡された方が成功率が高い?

日本で成功しているインキュベーションの1つが起業家にプランを考えさせずに、インキュベーター側がプランを提供するそうです。その方が皮肉な事に上手くいくからです。 起業家は(未来がこうなる!)言い切る能力が必要だ!と思いますが、そんなことをできるようになるのは結構時間がかかります。生まれながらに出来る人も居るでしょうが、なかなか。。。 そんな時に、受託でもちょっとしたコンサルでもあればやりたくなるのが人情というもの。それはそれで忙しく、お金も入ってきますので、なかなか最も重要な事には気が向きません。これはこれで辛い。

悩み切ること

と、結構な「ながーい」トンネルで考えぬくと向こうに答えはある(というか流石に根負けして答えをこうだと思い込む)のかも知れません。そもそも、新しいビジネスなんて誰もしらないんですから、人に聞けば馬鹿にされるし、全く意味が無いと言われる。反対してくる相手を、相手もそう思うと思わせられるのはその前に膨大な悩みと試行錯誤があったからではないか、また、受注なのか、ユーザが獲得できて伸びているとか、実績とか、そんな事の結果に、「確かにそう思う」と相手に思わせられるような「言い切ること」ができるのかも知れないと思うのです。誰でも最初は自信がない。口ではそう言っていても目が泳いでいたり、下を見ていたり。でも、本当に本人が思えるようになっているのであれば、その人は自信を持っているし、なんかそうだな?っと思えるのです。不思議と・・・

自分の過去を思い出して

私の事を思い出すと、バイアウト様のお陰で、数年生きていけるキャッシュと、子供の学費はあった。色々海外系を始めました(最初はコンサルとか)。色々実施しましたが、なかなかしっくり来ない。そんな中で他に創業する人の下に入ろうと思ったりとか、外資のCEOの話とか、新しい技術開発のCEOの話とか、非常に食指を動かされる(とりあえず金をもらえるし)話とか、海外のベンチャーにジョインしないか?とか、他の大きなプラットフォームに入れてもらおうとか。そんな回り道をしまくって、

それでもまだ決めてなかった!(2年前)

それでも、01Booster(アクセラレータ)とWeglo(グローバルプラットフォーム:2014年当時は2社並行していた、後でダウンさせてます)しかやらないと思ったのがごく最近。最後にサラリーマンを辞めてから、2年以上はフラフラしてますね。 起業系で厳しいのはなかなかそういう話を人にできないことです。特に自分がチームを持っているのであればチームの人に。自信がないのでは?とか、やはり無理なのか?と。誰もが答えがない世界で答えを探しているところで、

言い切ること

起業家であればこれが正しいと言わないとなりません(後で変えるとしても)。 他の人はもっと度胸があり、しっかりしているんでしょうが、01Boosterモデル(もう一つも)が確実に上手くいくと言い切れるようになったのもこのモヤモヤ状態を超えたからではないかと。

皆様の成功を心から祈ります。また、01Boosterに遊びにいらしてください。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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