【01Blog】オープンイノベーションは単なる祭りではない

2014.09.19

大企業とベンチャー企業によるオープンイノベーションが盛り上がりつつあり、各所でイベントが開催されています。 大変意義深い取り組みであり、事業開発アクセラレーターとして、スタートアップ企業から大企業までの事業開発をスコープにしている01Boosterにとっては大変フォローの風が吹いていると感じています。 一方で、ある大企業の新規事業責任者と話したのですが、「打ち上げ花火的なお祭りイベントは増え、社外と出会う機会は増えた。しかし、両者を十分理解し、ビジネスマッチングの可能性を目利きし、異質のものを融合させる機会はなく、そこまでやってくれなければ、何も起きない。」とのご意見をいただきました。私も強くそう感じます。 ビジネスの創造自体が偶発的な「出会い・巡り合い」が重要ですし、その場を企画するプレイヤーは増え、機会も増えています。ただし、出会いの場だけで終わるケースがほとんどだということです。出会いの機会を作ったら、後は両者で勝手にやってください(こんな言い方しないけど、多くの方はこんな表現をされます)、という感じです。 中には偶然に上手くいくケースもあるでしょうが、確率は相当低いです。 大企業とスタートアップ企業のビジネスのマッチングの可能性を予測し、それぞれの組織の癖を理解した上で、二人三脚を演出するためには相当のスキルや経験、そして胆力を要することは言うまでもありません。 まずはオープンイノベーションの機運が高まるという意味ではお祭りも必要だと思います。そして、このお祭りフェースが終わりつつあるのでしょう。上記のようなお声が多方面から寄せられており、01Boosterは単なる祭り屋ではなく、両者の触媒となり、ビジネス創造までをしっかり伴走できるサービスメニューと体制を準備中でございます。

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