【01Blog】そのアイデアやビジネスプランはは本当に凡庸なのか?

2015.01.17

アイデアやビジネスプランを見るリテラシーとそれが興す未来を広げることができるかどうかではないか? 世界は変えられるのか? もちろん人は全知全能ではありません。また、様々な起業家や新規事業の話をしていて感じるのは結局のところそれを実行する力がかなりのウエイトを占めるので(大企業のアイデア偏重ぶりをよく知っているので、それ違いますよ!という意味で、気持ち的に99%と思いたいぐらい)その点も加味されます。最近思うのは、ゼロイチやSeed段階はただでさえ生煮えですからここらへんの見極めはかなり難しく、うーん、大したこと無いなぁと「凡庸」としてしまう前に考慮が要ると思うのです。 IMG_8810 1. そもそも実行できるのか? まず、なんというか、「地に足の付いたプラン」(それが仮にイノベーティブであっても無くても)か「とりあえず」のものなのかが一つあります。地に足を付いたというのは「本当にそれをやりたいのか?」というところですね。これは感覚的になりますが、一つ聞いていれば良くわかります。イメージとしてどんなに素晴らしいアイデアでも大学のクラスで授業の一環として創ったようなものはそうですね。それがどんなものであろうが、今ひとつ心に迫ってこないのです。 チーム構成でも予測可能でしょうか。そもそも、それをやることを運命づけられたとでもいいましょうか。そういうところです。過去の実績ももちろん重要でしょう。トラックレコードが重視されるのは当然で、そもそも、どんなものでも実行できるのか?が来ますね。 2. そもそもアイデアやビジネスプランを聞く側にリテラシーがあるのか? これは大きな要素かと。自分が非常に良く知っている分野に関してはリテラシーがありますから、そもそもそれが凄いのか凄くないのかはよくわかりますよね。後は、面白いかどうかもありますが、どれだけの社会インパクト(あるいは売上)があるのか?も大きいですね。誰がどれぐらい困っていて、それに対するソリューションなのか。 もう一つは、そもそも、種を抑えられたり、スペック切れたりするのか?ですね。例えば、日本語を習いたい外国人を日本語を習う段階で抑えてしまうとかはそれが一見、凡庸でもかなり大きい。後は、市場のスペックを切ってしまうものですね。 3. 発想を広げられるのか? そもそも全てにリテラシーがあるわけでもないし、皆さん自分の個人的な先入観を持ってますので、これからの新しいビジネスモデルを評価することに必ずしも長けているわけではない。ここで、ある程度、1と2が理解できたら、その後の発想を広げられるのか?は大きいと思います。ベンチャーですから最初は針の穴に集中するわけです。問題はそれを広げてどれぐらいの市場インパクトを想定しているのか?そして、それを実際に思えるのか、つまり、数年後に世界獲る!ぐらいの事を億面も無く言えるのか、また、実際に言うだけでなく思えるのか?そして、それをリソースも問題はあるであろうが、それ自体は調達すれば良いので、やろうと実際に手を動かせるのかは大きいです。 これらを勘案してビジネスモデルやアイデアを見ていくとなると、本当にそのアイデアやプランは「凡庸」なのか今一度、考えてみる必要があります。確かに多くのものが実際には凡庸かもしれません。しかし、今の日本には凡庸かどうかよりも、実行することの方が圧倒的に欠けているのですから。

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