【01Blog】誰もがチャレンジできる世界に

2015.05.26

多くの人が自分が本当にやりたいことにチャレンジできる未来が来ますように!

私が大手電機メーカーに入社した当時、まだ、日本はバブルの残り火があった頃です。盛んに、新しい事に対して、それは「チャレンジ」だ!と言い合っている社員の方々を思い出します。そう、当時は「チャレンジ」することは正しかったんです。確かに社内調整は必要でした。なんでこんな書類作らなければならないんだ?と思いましたが、そこそこ通してもらえました。

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もちろん、機能型の組織も会社もありますので、市況が伸びていようが伸びていなかろうが新しい事をやることを良しとしない部門や会社もあります。これは会社の性格にもよりますね。前にも書いたかも知れませんが、私の根幹をなす考えは、隣の部門長がまだ入社間もない私に、

自分がやりたい事は隠れてもやれ!

と言ってくれたことです。この言葉はその後の人生に大きな影響を与えて頂いたと思っております。設計部門で言われたのは、

あの部門がどうかとか、誰それが何かを言うとか、そういうのではなくて、本当に君がやりたい事(正しい・必要と思うこと)をやるべきだ。

前者の言葉もありますが、後者はベンチャーになっても難しいことです。

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最近、多くの大手企業の方とお話します。例外もあるでしょうが、新規事業領域で非公式に複数社で会談をしていたり、あるいはそのような場に立ち会って思うのは「状況は極めてどの会社も似ている」ということです。なかなか上司や経営陣を説得できないということですね。日本は人が真面目である・比較的長期の雇用がゆえにインセンティブ設計が甘いのが特徴です。米国でも大きな会社はどうしても動きが鈍くなる。これは一緒。しかしながら、一方で日本は、High Risk Low Rewardだと米国の方に言われた事があります。何か事を興す上でのリスクは高いが、今ひとつ得られるものが少ないということですね。なかなかこの状況だとこれを打破してまで何か新しいことを企業の中で行うのが難しいという状況ではあると思います。

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ただ、多くの優秀な人間が悶々といわば非生産的な社内調整に嵌ってしまうのはなんとも周りから見ていて忍びないです。極論すれば闘う意志の問題である!と言い放つ事もできるのですが、そこまで人間は強くは無いでしょう。

我々にできることは「場を暖める事」、そして、そのような「実績を創って公開していく」こと、最後に業界・会社・団体を横断してコミュニティ化し「社内の調整のノウハウをシェア」して新規事業を興したい人々と一緒にチャレンジすることが尊敬される未来を一緒に創って行くことだと思っております。

一緒に日本を事業創造できる国にして世界を変えていきましょう!

 

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