企業成長における理論は30年前とさほど変わらないんですね。
「企業成長の"フシ"をどう乗り切るか」というラリー・E・グレイナー [著] ; 藤田昭雄訳の論文があります。企業の成長過程で起こりえる事をまとめてあります。大まかには下記の絵図(グレイナーの組織発展モデル)が参考になります。
http://flowone-lab.com/blog-entry-64.html
各段階の解説は早稲田大学のこの論文が詳しいです。ここにここもありますね。
理論的な問題はこれらに代えるとして重要なのは、創業者にしろリーダにしろ、その人達がそれを「知っている」ことが重要ですね。知っているというのは理論を知っているという意味ではなく、自分がそのような状態にある(例えば権限移譲しないことに固執しているなど)ことを理解しているか?ということが大きいと思います。
多くの会社員は第3〜5段階しか知らないと思えます。特に日系の大手企業では第4段階の方が多いのではないでしょか。第5段階で個人がまた出てくるのはなんとも面白いですね。これがいわゆるカタリストでしょう。
その後が未知の危機ですが。この未知の危機。なんとも味わってみたいものです。