01Blog / 人生のサンクコストを捨ててしまおう!思考停止に陥ってはいけない

2016.02.29

思考停止の壁を越えよう!


マンガ ジム・ロジャースを読むと、世界トップクラスの極めて豊かな日本であるが(インフラの良さが異常)、規則に厳しく、融通が効かない国であると指摘されています。全てのことには二面性があり、利点は欠点、その逆もしかりかと。


海外展開をしている時に日本の人は困難が起こると思考停止するという話をよくされました。自身の想定している以上の事が起こると、フリーズしてしまうとのことです。


この一つの原因はオペレーションに強く、研ぎ澄まされたインフラ、コミュニケーションコストの圧倒的低さ(言語・文化の統一性)、治安の良さ、衛生の良さなど、極めて素晴らしい社会環境の逆作用もあるのではないか?と思えるのです。地方創生と言っても、確かに、シャッター街も、閉鎖している店舗も目立ちますが、相変わらず、道端に人が倒れているわけではなく、極端に飢えた人も居ません。


つまり、危機対応能力、問題解決能力に関して、想定を超えた事象に対応できなくなっているのではないか?と。起業系に来ると、常に想定外になるので、途上国のバリバリなところに比べれば相当甘々とは思いつつも、これらの本来生物の持っていた生存本能が呼び覚まされる気がするのです。


さて、会社、地域など、あるコミュニティを内部変革することは極めて難しいのは事実だと思います。但し、方法が無いか?と言われると、転職、起業、ボスマネージメントを駆使して、嫌われないようにあの手この手で言い続けてなんとかする、外に出るなどなど様々な選択肢があります。社内からは変えられなくても社外の力も使えますし(結局、社内に社内の人に代わって本当に事をいうのがコンサルの仕事だと言っていたコンサルの人も居ました)、社外に自分が出てしまって、こだわりが強いならば、元のコミュニティを変革することも可能です。つまり、


選択肢は必ずある。全ての事は交渉可能である。


という事実をもう一度、考えてみても良いかと思うのです。できない理由を並べるのは極めて簡単です。それで、そこに留まっていたら、何一つ変わりません。それこそ、タダの時間の無駄遣いです。時間=投資ですので、


リターンの無い多大な命という名の時間の投資を延々と続けている


・・事が本当に良いことなのでしょうか。是非、1mmでも良いので行動を。どうしたら何ができるのか?を再考すれば必ず道はあり、現在の努力が無になるのであれば、別に辞めてしまって次に移れば良い。重要なのは、しつこく生きるのは良いですが、そもそもそれが世界をよく変えるために今やっていることは重要な事なのか?仮にそうではないのであれば、こだわる必要は無いと思うのです。


人生のサンクコストを捨ててしまおう。


多くの人が、今の現状に自己弁護することなく、ポジティブに活動を続ける事を切に願います。

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