このジレンマは実は非常に大きいです。特に起業した後に困りますね。
1. やりたいことを決められないジレンマ
これをやりたいとなると、そのやり方を応える事ができる人は多いです。では、何をやりたいのか?という質問になると答えられない事が往々にあります。
実は、自分で考えて決めるということは非常にシンドい事です。色々愚痴もあるのですが、実は人間は「どうしろ」と言ってほしいものです。自分で決断して責任を取るという部分ですね。
優秀な人間が、迷走しまくるのはまさにこの「やり方は分かるがやりたいことを決められない」というジレンマですね。
2. 何をやりたいかを熟考すること
何をやりたいか?に関してはかなり上位概念なので、ここにまとめてあります。是非、一度、自分が本当になにをやりたいのか考えてみるのも良いと思います。
3. ではどうやって決断するのか
決断というのは難しいものですよね。少しまとめてみます。
【直感、心の声はなんと言っているか】
これは重要。是非、直感を信じましょう。
【会社の「憲法」に合うかどうか】
会社の憲法を決めておく。例えば、01Boosterは「事業創造」です。その決断は「事業創造」を興す方向に(短期的にはそうではない研修のようなものでも長期的な事業創造活動の入口と考えるならば)行くのか行かないのかという「憲法」ですね。ベンチャーであればこのような社是的なものはとても重要ですね。
【事業を大きくすることに有効かどうか】
ここは時に冷徹に。
【迷うのであればやってみる】
イーロン・マスクの言葉を思い出してみましょう。
People should certainly ignore fear if it’s irrational. Even if it’s rational and the stake is worth it, it’s still worth proceeding. 不確実な事に関しての恐怖は無視すべき、仮にその恐怖が合理的でも、挑戦するに値するのであれば実行すべきだ。 by イーロン・マスク
決断は難しいものです。一度、自分が本当になにをしたいのかを考えてみた上で、後は、前に進むという行動ではないでしょうか。仮にそれが間違っていても未来は続くのですから。
そして、経営者を観て
企業でも経営者やベンチャーにいても、なんで、こんなにCEOは決断が遅いんだ、決めないんだ、と思うと思います。もちろん、優秀な経営者とそうではない人はいます。しかし、そんなもんだと思います。それはきっと自分がその立場にならないとわからないこと。経営者というものを深く味わいましょう。いつか闘う日のために。その時に分かります。