01Blog / 「地域よ大志を抱け」極東の1都市東京と比べるのではなく地球儀を眺めよう!

2016.03.15

私が家電の仕事をしていたころ香港の会社が「FAR EAST・・」という名前でした。その時、なるほど、欧米から見れば我々日本は極東に位置するということを改めて実感しました。多くの日本の地図は太平洋が真ん中にあります。この場合は日本は中心。一方で、欧米の地図は大西洋が真ん中です。この地図だと日本は極東に位置します。多分、世界的には大西洋が中心の方が多いのではないでしょうか。

1. 東京を考える

確かに東京はインフラ&ビジネス的に優れた都市です。ランキングも非常に高い。一つ思いますのは、ここと比べてどうするのか?ということです。逆に東京を沈下させたら日本としての魅力を失ってしまいます。更に東京自体を盛り上げていかないとならない。米国に比べれば東京ですら起業に関しては1/100なのです。そこと比べてはいけない。理想が低いと思います。

2. 日本の都道府県と他国のGDPを比較する

途上国の伸びが激しいのでランキングは変わりますが、日本の都道府県は現時点では他国のGDPと同じレベルです。100万人を超える県は沢山あるでしょう。世界で最も進んだ電子政府を持つといわれるエストニアですら132万人です(世界の人口ランキング)。できないことはありましょうか。できないというのは自分の中の限界に過ぎないと思うのです。

3. 世界を広く見回す「地球儀で考える」

私が世界シェアトップの製品を沢山持つ関西の部品メーカーでは海外担当でしたので、東京の事を考える事はありませんでした。残念ながら、現行の電機産業は厳しい状況にあります。海外のそれと比較すると今後変革が必要です。顧客は世界です。米国、中国、欧州、進行のASEAN、BRICS等々「市場を地球儀で考える」事を学ばせて頂いたことに感謝しています。

さて、西にはソウルや上海等があり、もう少し南西に下れば、台北、ホーチミン、シンガポール、ジャカルタ等がある。シドニーは時差も無さそう。少し北上方を眺めれば、モスクワ、ロンドン、そしてベルリン等があります。東を眺めればロス、NYC、オースチンがあります。

東京といえども世界の起業・事業創造から見れば、残念ながら後進都市です。ここは尽力して行かねばなりません。なので「東京に負けるな」という発想ではなく、是非、地球儀で考えて、世界を見据えて地域を盛り上げていく発想が今こそ必要だと思うのです。

地球儀で考えよう THINK BIG!

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