何も考えずに権威を敬うことは、真実に対する最大の敵である。 by アインシュタイン
学ぶ姿勢を忘れないこと
米国が全て正しいわけではないが、こんな事を聞いたことがあります。確か、メジャーリーグの話でしたが、非常に有名な選手が、あまり有名ではない(格下の)選手に学ぶところがあれば、平気で聞きに行くということである。このような事例はなかなか日本では難しい。
知らないことは知らないと誰からでも学ぶ姿勢は重要だと思います。
スタートアップからは学ぶ事が多い
企業内であろうが、スタートアップから学べることは多いです。私自身、大手企業で新規事業以外の事はあまりしたことがないですが、スタートアップの世界に来てから学んだ事は非常に多いです。例えば、
などなど、とにかく、大量にあります。某優良米国大手が「スタートアップになる」というのはこのことを言っているんだと思います。何も起業するという意味ではありません。
実は企業内とはいえ新規事業はスタートアップから多大に学べることがあり、それを活かせるということです。
起業とは自分を再発見する旅である
何か酷い間違いをすれば人は反省し、再考します。しかし、多くの場合、そこまでの失敗をせず、かつ、厳しい状況にもならないので、固定観点が芽生えます。このやり方が正しいとなります。
起業で学んだ最も大きなことの一つが・・
自分の最高に正しいと思っていた常識さえ、次の瞬間には間違いであったと気づくこと
です。「まじかー」「そうだったのかー」の連続です。起業とは自分を再発見する旅ですね。何故なら新しことを行うのですから(何故起業家の気はすぐ変わるのか)。
この再学習(内省)とアクションを早くできるかどうかが起業の勝敗を決めます。
多くの偉大な会社は自社を再発明してきた
これは難しいことだと思うのですが、過去の否定です。多くのエクセレント・カンパニーは自社を再発明しています。過去作っていたこと、行っていた事業と今の事業が違うのです。ノキアという携帯電話で世界のトップを走った会社があります。元々は製紙会社、長靴も作ってました。その後、エレクトロニクス、携帯電話となり、今は通信インフラの会社です。
歴史上、戦争に勝った国は次の戦争で負けると言われます。これは負けた国は抜本改革され、新しい物を取り入れるるからで、勝った国は過去を引きずるからです。
白を黒だと思っている多くの人にそれを白だと思わせるのは難しい
ここが問題です。多くの会社が過去を引きずります。過去はその方法も考え方も正しかったからです。問題は、仮に間違っていても、それが正しいと頭から信じている人・組織に間違いを認めさせることは大変困難です。何故なら、「過去」正しかったのはマジョリティーであり、「今」正しいのはマイノリティだからです。自己を否定する勇気を持ち、自己学習できる組織(人)は強い。今こそ、会社内でも会社外でも自分・自社を再発明できる「起業家精神」が求められています。
起業家精神とは何もベンチャー企業のものだけではなく、会社の中でも発揮されることであり、多くの人が誰からでも学び、そして、自分や組織、そして会社を再発明して行けるようになれば日本も良くなるような気がします。
As long as you're green you're growing, as soon as you're ripe you start to rot. 自分が未熟である限りは成長できる。成熟したら腐敗する by レイ・クロック(52歳でマクドナルドを創業)