01Blog / ゼロからイチに向かうということ

2016.08.03

ゼロからイチに向かうキッカケってなんなんでしょう?

そのキッカケは自分もやろうと思うこと

01Boosterを始めた頃、その前のスタートアップのキャピタルゲインがあって(数年暮らせるぐらいの)、まだ、少し私にも余裕がありました。今思えば、買収先の会社を辞めてからしばらくの間は正直、遊んでいたように思います。年30回も海外に行き、あれやこれやと。では、ゼロをイチにすることってどういうことだろう?と思うと、

きっかけは、きっと真剣に行動しだした時

とも言える気がします。堀江さんの「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」を読みました。結局のところ行動して積み上げていくということかと。

01Boosterがゼロからイチになったのはこんなキッカケだったかと。シェアオフィスはやってました。入居者もそこそこいたのでこれがゼロをイチという事もいえますが、実際は、そもそも、コワーキング系はそれだけではなかなか儲からないし、コワーキング事業自体を生業にしようとは思っていなかったです。それはこんな出来事でした。

当時、入居されていたある起業家の方がまだお金もなくて、PCが買えなかった。私の持っていた少し前のMac Book Airをその方に差し上げた事があります。それからどれぐらい経ったか。。多分、半年〜1年でしょうか。その方が事業の方向性が見え、資金調達をされて、急に人数が増え出しました。で、01Boosterを卒業されたんですが、その感謝祭で10名以上のその方の事業の関係者に囲まれ、居酒屋の末席に座る自分。

俺って何も変わってないじゃんか。。

確かに、その前のスタートアップのトラックレコードがあるので、体面ぐらいは保てます。しかし、自分はその前の多分1〜2年何も変わっていない。正直、羨ましかったです。そして、妬ましかった。一体自分は何をしているんだろう? その時、同じ感謝祭に参加していたオーラ鈴木に、

もう、やってられん。流石に俺らも事業をやろう

と言ったのを覚えています。多分、ゼロからイチの最初のキッカケは「自分の本題」に対して正面から真剣に行動を開始した時だと思います。先の堀江さんの話に誰か、成功者を妬んで足を引っ張ることよりも自分がそれを見て賞賛し、行動すべきだと書いてあります。マーガレット・サッチャーの言葉もいいですね。

By weakening the strong man, it is not possible to strengthen the weak. 強者を弱者にすることで、弱者を強者にすることはできない。

最初の一歩を踏み出し、そして踏み出し続けること

やりたことがあって起業した人は殆どいないです。やりたいことは心は実は知っているが、それを言語化できないので、行動の中で見つけるものだと思います。多くの人が行動しません。多分、規則に従うこと、前例を守ること、人を批判することは多分、楽なんです。そうではなく、愚直でも、かっこ悪くても、イジメられても最初の一歩を踏み出し、行動し続けること。もちろん、それだけではゼロをイチにすることはできませんが、すくなくとも、最も大きな要素であることに代わりは無いと思うのです。

堀江さんの本に、時間は命であり、他人の時間を生きるよりも、自分の時間を生きることの大切さが書いてあります。

I have done battle every single day of my life. 私が戦わなかった日など一日たりともありません。 by Margaret Hilda Thatcher

マーケティングを捨てよ、サポートへ出よう 事例から見るスタートアップ初期におけるユーザー獲得 from Takaaki Umada

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