01Blog / どうやって起業は盛んになっていくのか

投稿者:Goda George
2017/01/07 00:00

なんてことはない。単純に愚直なことを繰り返しただけ。

銀の弾(特別な施策)は無く、銅の弾(愚直な繰り返し)を打ち続けただけということに集約されるかと思います。Denverでの打合せでそう思いました。

DenverでGlobal Accelerator Networkの会合(欧米が中止であるが南米、アジアからも参加あり)が2016年の10月にありました。そこで様々な国の人にヒヤリングしました。

但し、全員ではないと思います。あくまでスタートアップ寄りの人、多分、シリコンバレーですら起業に向かうのは比率から見たらマイナーだと思うからです。

起業が進んでいる地域の状況

起業が進んでいる地域というのは下記の要件を満たすような地域だと思います。

  • 大学生は選択肢として起業する傾向がある。その方が(場合により大手企業への)就職にも有利だったりとメリットが有る。
  • 大企業からも起業する。これはその方がメリットが有る(多分、再就職も楽)からでしょう。
  • Equity投資が多い
  • スケールビジネスの比率が多い
  • スケールビジネスに対しても女性が創業チームに多い
  • 投資・Mentor・起業家というエコシステムがある

一方、起業が進んでいない地域は上記の逆になるでしょう。大学生は基本的に大手に就職し(VBのキャリアは考慮されにくい)、大手企業にそのまま居る方が有利で、Equity投資は少ない。起業はスモール(ファミリー)ビジネスが殆ど、様々なエコシステムが無い(周りにスケール型を支援する・話を聞ける・経験者を含め極めて少ないか、いない)。

どの国と地域の順番か

これは独断と偏見ですが下記のようなイメージでしょうか。

Denver > Iowa > Sweden > Yuta > Mexico > Korea > Japan > Peru

正確では無いと思います。ただ、USだから起業が盛んかといえば、そうでもないし、いやいや、同じような状況だよという人も多いです。Koreaの方がちょっと日本よりも進んでそうです。南米や東EUは日本とどっこいどっこいだったりも。

では、どうしたら良いのか?

これは本当に様々な国の人に聞いてみました。どこも同じことを言ったのが特徴的です。

  1. チャンピオン(ロールモデル)を創る
  2. 小さな成功を積み重ねる
  3. 啓蒙する

上記を繰り返すということでした。3年ぐらいで変わるようです。これって、そんなに変わった手法ではないですね。あと、一つだけ思ったのはUSの場合、例えばハワイでもアクセラレーターのマインドセットはそんなにDenverと大差が無いということでしょうか。つまり、プロトコルが共通だということですね。日本の場合はここに地域格差がもっとありそうです。話しまくる・移動をするUSと日本(コミュニティが閉じている・移動が少ない)の差が出ているかもしれません。ハワイの人に聞いたら「同じUSだし」という答えが帰ってきました。差はあると思います。問題は日本ほどではないというところです。

なので、上記に日本の場合は他地域(特に東京系)との連携という項目が入るのかと思います。

Original
投稿者
George Goda
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

George Goda の新着記事