01Blog / 世界との連携を図る

2017.01.10

今年は01Boosterも少しづつ海外シフトを初めて行きますが、久しぶりに海外系の本を読みました「アジア・シフトのすすめ」という田村耕太郎さんの書籍ですね。中国に勢いのあった2014年に書かていること、また、そこそこ辛口のカスタマーレビューも付いているのですが、まぁ、それは良いことにしまして、勉強になりました。

2012年から2015年

私がアジアに散々行っていたのは2012−2013年頃。3年前ですね。その頃は韓国勢が強かった。サムソンやLGの看板がいたるところで見られました。その後、2015年に行きましたが、この頃は中国がだいぶ調子よくて、韓国勢の看板が(もちろん、頑張っては居るんですが)少なくなった気がしました。この時、思ったのは2012−2013ではあまり顕著では無かった欧米系のITまで含めたベンチャー系のアジア進出ですね。

一つ残念に思ったのはスタートアップ系のアジア行政の方に日本の行政や大企業、スタートアップに関しての行動の遅さや国際性の無さに関してかなり厳しいコメントをもらったことです。2012の時点ではそうでもなかったのですが、そこからの活動を通じてのご意見です。

2016年

2016年はEUとUSを中心に色々海外シフトの足がかりを付けに行きましたが、エコシステム構築を含めて様々な努力の上で、世界は進んでいることを感じさせらたものです。欧米で感じたのは・・

  • エコシステムという考え方が浸透しており、1社だけの単独で物を考える傾向が少ない(これはスタートアップでも企業でも)
  • 良い悪いはあるでしょうが、出資額の大きさ
  • 体系的にイノベーションに取り組んでいること
  • スタートアップから学ぶ(企業側はそれをエコシステムとしてみる)こと、つまり、ゲームのプレーヤーとして皆が関係していること

2017年

先日、久しぶりにインドネシアのスタートアップ事情に関して、インドネシアで活躍されているGnB Acceleratorの橋本さんが来てくださったので楽しくお話をお伺いしました。

アジアで頑張っている人を見ていつも思うのは「勢い」ですよね。問題は山積みかもしれませんが、その市場機会に関しての夢というかそういうものを見ていることを感じます。

大きく問題に感じるのは全てではないでしょうが世界は前進しており、日本は止まっている感覚を持ってしまいます。後は、自分たちの想定するエコシステムに米国や中国は大きいので別としても、他国が入っていることですね。多くの国では。日本でもゼロではないですが、多くの人と話していて非常にこの感覚は少ない。島国ではありますが、市場チャンスで考えればこれは危険ですね。

我々は欧米でのネットワークとアジアでの連携を進めていく必要があります。日本という国もまだありますよ!と、世界に伝える一年にしたいと思います。

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