【起業家インタビュー】AnotherShotGolf株式会社 佐々木 光英氏

投稿者:yanagihara masaki
2017/02/06 00:00

ゼロワン起業家インタビュー【第一弾】はAnotherShotGolf 株式会社 佐々木 光英氏にお話を伺いました。

佐々木 光英氏

AnotherShotGolf株式会社 代表取締役

高校卒業後、俳優を目指し上京。29歳で俳優業に区切りをつけ、初めて就職した会社がIT企業(WEB制作)だった事からWEBの世界に入る。営業として働く傍ら会社のコンペがキッカケで始めた『ゴルフ』に魅了され起業。

 

初めてゴルフに出会ったその日から、

どんどん思考がゴルフに占拠されていきました。

 

—起業のきっかけ、経緯を教えて下さい。

30歳の時、勤めていた会社のゴルフコンペに参加してゴルフに出会いました。それまで「おじちゃんのスポーツ」って印象で全然興味がなかったんですが、自分がやってみたら本当にハマってしまって。初めてゴルフに出会ったその日から、どんどん思考がゴルフに占拠されていきました。当時勤めていたのがIT企業だったので、その知識や経験の中で、ゴルフとIT技術を組み合わせてゴルフサービスができないかと考えて、企画をゴルフ系の企業に売り込んだりし始めたのがきっかけですね。ただ、企業に企画が採用されなかったので、「このサービスを世に出す為には起業するしかない」と起業を選択しました。僕自身、実は起業には全く興味なかったんですが、自分が考えたサービスを実際にやりたいという思いが強かったので。


−当初企業に売り込んでいたのも、今のビジネスモデルだったのですか?

当初は違いました。今のサービスを思いついたきっかけは、移動中の電車の中で、自分のスイング動画を見ていた時です。「スイング動画にプロがアドバイスしてくれるサービスがあったら、自分だったら買うよな・・」と思ったんです。プロゴルファーやレッスンプロの方って、人生をゴルフに捧げてこられた方なので、アマチュアはなかなか関わる機会がないのと若干距離があるんですよ。そこで、もっと手軽にプロとアマチュアが繋がれる場所を作れたらいいなと思ったんです。自分自身、ゴルフが好きすぎて、一日中ゴルフのことを考えていたのでそういう発想が生まれたのだと思います。


—ゴルフをする方は皆さんスイング動画って撮るものなんですか?

撮る方が多いですよ!ゴルフ業界では実は40年くらい前から、プロの添削サービスが存在していました。ただ、今はスマートフォンの普及によって、誰でも動画が取りやすくなったし、より手軽になったことが大きいと思います。

 

世界中から集まった起業家と知り合えたことは

会社にとって大きな財産。


−これまでに、マレーシア政府のアクセラレータプログラム(MaGICMalaysianGlobal Innovation & Creativity Centre)に参加されていますが、いかがでしたか?

きっかけはMaGICの日本のパートナーであるゼロワンが開催した事前説明会でした。マレーシアは国を挙げてゴルフを推奨していて、ゴルフ国家を目指しているので、東南アジアのゴルフ市場はまだまだ大きくなるなと感じて参加したいと思いました。

言語の心配などありましたが、思い切って飛び込んで見て、アジアの勢いのあるアントレプレナーがどういうマインドでやっているのか、どういうレベルなのかを実体験出来て良かったです。4ヶ月くらいどっぷり浸かって見ないと、その国でどうビジネスを展開したらいいのかは、わからないんだと実感しました。世界中(マレーシアと世界30家国から50社が採択)から集まった起業家と知り合えたことは会社にとって大きな財産となりました。

また、アクセラレータプログラムを通して、自分たちの核となるサービスがまだまだ確立されていないことに気づくことができました。起業してがむしゃらにやっていると、いろんな要素に振り回されて当たり前のことに気づけなくなったりするので、アクセラレータを通して、本来あるべきスタートアップの姿に戻れた気がしますね。

僕は、アクセラレータ自体は海外も日本も変わらないと思っていて、参加しただけで事業が伸びるということは無く、スタートアップ側がどんどん自分で開拓していこうというマインドがないとうまくいかないと思ってます。正直、一番初めにアクセラレータプログラムに参加した時は、ここで採択されたことによって何かが変わるんじゃないか、という人任せな思いがあったこともあるのですが、プログラムを進めるうちに、そうじゃないんだと気付きました。スタートアップ側は大手のリソースやネットワークを活用しながら、自社製品やサービスを良くする為に常に挑戦して行かなければなりません。


起業家として必要なものが毛穴から吸収できたってことが、

ゼロワンに来て一番よかったこと


—それでは、失敗体験はありますか?

細かい失敗は数え切れない程ですが、正直、致命的な失敗以外は失敗じゃないと思ってますね。人間は経験しないとわからないものなので。中長期で見たら自分たちの会社のミッション、ビジョンを固める上で必要なステップを踏んでいるだけと捉えています。失敗したり、間違ったりすることで自分たちが本当にやるべきことに気づけると思います。失敗して真理に近づいていくというのでしょうか?

—ゼロワンに関わっていかがでしたか?

オフィスを探している時に、ゼロワンのシェアオフィスの紹介がありました。起業に関する知識が全くなかったので、その時ゼロワンに出会えたのは非常に大きかったです。ゼロワンに出会ってなかったら、本当に間違いなく潰れてたと思いますよ。集まってくる人たちも同じスタートアップで起業家なので空気感が「起業家の空気」になるといいますか、相談できたり、課題を共有できたりするんですよね。そこでの情報共有は、すぐに役立つ情報だったりするので、この場にいることで、起業家として必要なものが毛穴から吸収できたってことが、僕がゼロワンに来て一番よかったことですね。しかもそれが相当短期間の間に、実践しながら習得できたというのが相当大きいです。


—会社として今後の展望や実現していきたいことはありますか?

アナザーショットゴルフという社名の通り、ゴルフ以外のことはやるつもりはないですが、一人でも多くのゴルファーを増やすサービスを作っていきたいです。バブル崩壊以降右肩下がりになっている市場なので、もっとゴルフを盛り上げたい。アマチュアとプロ、ゴルフ練習場やゴルフ場メーカなど、ゴルフに携わるプレーヤーを繋げるプラットフォーマーとして成長したいですね。

僕が感じるゴルフ離れの一番の課題って「ゴルフが難しいスポーツ」だってことなんです。一日教わってできるようになるものじゃない、楽しいって感じられるまでにお金と時間と努力を要する。でも一度楽しみを知ると一生やめられないスポーツだと僕は思うんです。全てのアマチュアゴルファーが、ゴルフの楽しみを見出す手助け、お手伝いをしたいです。また、ゆくゆくはリアルと掛け合わせたサービスも展開したいですね。ゴルフってオンラインだけでやるものではないし、オンラインだけでは上達はしないので。

MaGICを足がかりにネットワークを広げて、サービスを使ってくれるゴルフ練習場も開拓できたので、ASEAN地域でのビジネス展開も視野に入れたいと思っています。


 −現在採用活動はされていますか?

開始しています。100%自社サービスの会社なので、直近ではアプリ・WEBのエンジニアを求めています。スタートアップなので、今現在技術力が足りないとしても、自ら興味を持ってなんでもやってみるマインドを持っている人と働きたいですね。あと、ゴルフに少しでも興味がある人笑


 −起業したいと思っている人へメッセージをお願いします。

まず、自社のサービスや製品に情熱を持つことが一番大事です。僕もゴルフが好きという情熱があるから苦しいことにも耐えられます。あと、起業家は運動した方が良いですよ笑 起業ってコントロールできないことだらけですから、コントロールできるとしたら自分しかないんですよね。だから、メンタルや体調の管理は相当大切だと思いますね。


AnotherShotGolf株式会社


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