01Blog / ビジネスを創る上でニーズは不要?

投稿者:Goda George
2017/04/27 00:00

これはなかなかインパクトがありますね。「「ニーズ」に死を:トランプ・マケドニア・DeNAと2017年のメディアについて」というWiredの記事があります。

世の中には「Fact」はない。あるのは「Opinion」だけ。

という考え方は面白いですね。Fact(事実:市場ニーズ)からは本当の大きな事業は起こらないとも取れます。ちょっと分かりにくいですが。。

ペットボトルの水

例えば、良く例に出すのが「ペットボトルの水」です。ペットボトルの水は最近の若い方はともかく、30年も前であれば、Factベースで考えたら「水道の水がタダ」なので、市場もないし、ニーズもない製品ですね。これは文化がない(Factもない)ので、今後、文化を創るビジネスモデルです。もちろん、とても市場は大きいです。

となると、ここにあるのは「ペットボトルの水がウケる」というOpinionしかありません。また、売った瞬間は全然売れないでしょうから、市場も非常に小さい。つまり・・・

市場なし・ニーズ無しのFact的には全然ない、けれども後々にはとても大きいもの

です。

我々にはリベラルアーツから発生する「Opinion」を考える・評価する能力が足りなくないか

多分、作られるオピニオンの多くは「無意味」でしょう。一方で、その限りなく小さいかも知れないが幾つかは歴史を作るのです。

つまり、単純に自分の都合の良い顧客を発明するモード(存在しない顧客を発明してはいけない)、本質的にこれは必要なものを新たに世界に再定義する能力が必要なのです。そこには味方は居ません。

我々は己が何者で、世界をどう良くしたいのか?どう良くなるのか?というリベラルアーツが求められており、スタートアップとはリベラルアーツの塊でもあるのです。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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