01Blog / 失敗に報酬を出してまで失敗を賞賛することの意味

投稿者:Goda George
2017/05/14 00:00

新しいアイデアを生むには失敗にも報酬を与えるべし:Google X Labの開発者が語る」という話があります。失敗は「それができない事がわかった」ということで、定義によっては成功とも言えますね。GoogleXのようなところですから、世界的にもかなりの優秀な人がする失敗というのは何かをジャッジする上でも重要に思えます。

報酬や賞賛があって、やっと失敗しても良いと思えるということ

(実際には様々な成約もあるとは聞いてますが)なんて素晴らしい!と思うのですが、私が着目したいのは、逆の言い方をすれば・・

あのGoogleですら、失敗に報酬を与えないと人は尻込みする

ということです。つまり、普通の会社では誰も失敗しようなんて思わないということですね。この方が重要だと思います。「失敗しても良いんだ」とか「失敗を弊社は認める」では「全然」足りないということですね。

失敗に寛容では足りない。賞賛や報酬までが必要。

いくら嘆いたところでそこまでやらないとならないということですね。

結果が全てなのに、結果ではなく行動を促すという矛盾

人はなぜ失敗を恐れるのか。失敗の正体と正しい生かし方」に面白い例がありますね。ビジネスの世界では結果が重要なのに、その結果を褒めると、失敗を恐れ、行動を褒めるとより、失敗を許容するようになると。なんとも難しいものです。

実験・研究とスタートアップは似ている」に書きましたが、研究室の実験だと思うと、失敗は当たり前。というか、ある条件での現象に過ぎません。つまり、ゴールはともかく、目の前のことはテストに過ぎないということなので、実験の結果に一喜一憂するだろうけど、一個一個の失敗がどうなのか(それは単純な条件出し)?と思うぐらいでしょうか。

となると、実験の予算があって、この中で失敗する(トライして現象を見る)という考え方が必要で、最初の一回の失敗をあれこれと言っても(あれこれと調査して失敗しないようにすること)全く意味がない感じもしますね。

賞賛して報酬をあげないと失敗をしないのが実際。その現実から考えるべき。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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