01Blog / 大手企業のメインストリームが社内の新規事業の芽を摘んでしまう件

投稿者:Goda George
2017/05/15 00:00

これは日本に限らず本当に良くある話です。先日、外資のトップ半導体の方と話しましたが、状況はそこまで変わりませんね。

他で100億・1000億儲けているのに、1億の新規ビジネスだと潰されてしまう

手を変え、品を変えですが、この話は本当に多いように思います。スタートアップでは凄いんですが、大手企業では、規模が小さすぎるというものです。

1000億規模のビジネスではないと、ウチでは・・・

こんなのも良くありますね。仮に10億の事業を創るのであれば、バイアウトレベル、100億ならIPO、1000億ならば東証一部への上場レベルです。これを仮に「ゼロ」からやったらプロ野球の選手並みの事です。いくら会社のリソースがあったとしてもですね。

メインストリームに居た方が出世が早い

100億の事業に関わっていれば、10%伸ばせば10億です。一方、これを真っさらから新規事業で行うならば1億も難しい。当たれば大きいかも知れませんが、普通はメインストリームを選ぶのが人情でしょうし、よほど経営陣が小さな種を育てることの重要性を認識していない限りは誰も小さな事業を(社内での立場も小さい)やろうと思わないでしょう。特に最近は多くの人が真っさらから事業を立ち上げた経験を持ってませんので、それが「どれぐらい大変」で「どれぐらい重要」という両方の感覚が失われていると思います。

小さな芽を摘まないためには

よほど芽を守るか、あるいは、スピンオフ・スピンアウト、出島、何か隔離して小組織に任せるという方法だというのはクリステンセンさんあたりもおっしゃっていることです。多分、これは特に日本に特徴的だというよりは、一般的なことであろうと思います。

仮に、これぐらいの規模ではないとならない(最終的には大きいとしても)とか、それは他のメインストリームに比べて小さいので「ダメだ」という価値観が社内にあるのであれば、今一度、それは問題ではないか?と思ってみる必要がありますね。

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投稿者
Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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