01Blog / 起業の「カオス」は最悪で最高の人生の夏休み

投稿者:Goda George
2017/08/20 00:00

多分、起業した時に辛いことの一つが「カオス」というものでしょう。2014年頃のブログを先日リバイズしてみました。いやー、進歩してないなぁ〜。と思いました。その頃は01Booster以外にもう一社(思い出しなくもないですが)やってたりするので、懐かしく思いました。

毎日が終わりの来ない夏休み「カオス」

夏休みは40日?とにかく、終わりますが、終わりの無い(ゴールの無い)夏休みがカオスですね。お金が減ってきますが、考えたくもない。

朝起きて、げ!?また寝ます。寝ているときだけは忘れられるカオス。

ものすごくお金のある人はいいんでしょうが、このなんとも言えない心細さ、情けなさ、雲の上を歩いているように、足はガクガク、心はいつも上の空。

過去の小さな栄光にシガミツイている自分

過去の会社のこと、活躍のことなど、それを人に語ってみたり、とか。今が「ゼロ」で、語るべき自分がない。だったら、過去にこんな大きな会社に居たとか、こんな事業をやったとか語るわけです。最初の頃はいいでしょうけど、これもいつかは次の「今の」実績で覆い隠す必要があります。そして、それを続けている人も見ます。気持ちもわかります。

現金な「夢」というもの

年に30回海外に行ったり、起きたらすぐに布団をかぶって寝たり。娘に「パパは今は何の仕事をやっているの?」と聞かれるのが辛い。知り合いにあって「何をやられているのですか?」と聞かれたくない。

なんど、勤め人に戻った夢を見たかと。社食で飯を食いながら「なんで戻ってきたんだろう?」と思いながらも、ちょっと(かなり?)嬉しい。少し、事業がうまく行きだすと、夢って現金です。「なんだ、上昇中だったのに、せっかくやっていたのになんで戻って来たんだ!?」と「悔しく」なります。

寝れないということはこういうことね

確かに、不安で気持ちが高ぶると寝れません。寝れるときは寝れるんですけど。問題は、では、今日、今すぐに何かが成されることはなく、ある程度の時間がかかる。客先に話すのだって、売上上がるのだって。

行動の向こう側にしか結果は無いけど、その行動を何をしてよいかわからないから、とにかく、寝て忘れるか、寝れなくて悶々とするか

それでもカオスは素晴らしい

このカオスって起業された人は多かれ少なかれ味わうものではないかと思います。今、思うのは、あのカオスがあったから今があるのだと思います。(会社員から起業する時に気をつけること)自己定義の能力もこの時にそれが「重要」だと経験で認識し、多分、その能力が開発されると思うのです。簡単に言えば、自己定義する脳の思考回路はそもそも多分、形成されて無いんです。この自己定義の回路を脳内に構築するのにこの「カオス」が必要なんだと思います。

キラキラしている最高の人生の夏休み

もーー、イヤですが、また味わうのかも知れませんが、あの「カオス」の頃は今思い返すとキラキラしています。決して若くもなく、そこそこ頭も硬そうなんですが、幼気な子猫のように悩み、怯え、震えるわけです。今それを思い出すと、その頃は輝いて見えるのです。自分自身と向き合うことから(眠ったりして)逃げ、逃げてもお金が減るので向き合わざるを得ず。その繰り返しです。その残酷な夏休みは永遠に続くかのようにも感じます。

様々な試行錯誤を繰り返して、自己定義した時、つまり、やることを決めた時・決まった時、カオスという夏休みは静かに終わりを告げるのかもしれません。それから何年か経つとこう思うのかも知れませんね。

カオスは人生最高の夏休み
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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