01Blog / 真面目って何だろう?

2017.05.12

先日、知人に日本とアメリカでは“真面目”という言葉に対する定義が全く異なるという話を聞きました。

日本では、朝早く起きて、時間通りに会社に行き、周りとうまくやって、会社のルールを守ることが真面目とされる。
アメリカでは、どれだけ自分の心に正直になれるかが真面目とされる、と。

「なるほど〜!」と腹落ちしました。

私は01での仕事と同時に、アフタースクールの経営をしていて、スタッフや子どもの成長にも携わっているのですが、そこで意識していることは、正しくルールを破り、新しいルールをつくる人を育てるということです。
ルールというものはその時点でベターだと思われているものを定めていますが、完全なものではありません。また、個別の状況や状況の変化によって、ベターなことも刻一刻と変化していきます。
なので、集団の原理原則を守りながらも、解釈を自分なりの観点で考え、目的に沿ってルールを変えることは良いことだよ!というメッセージを発するようにしています。

これはビジネスのフィールドでも同様で、仕事で価値を発揮する人というのは、強い情熱があり、その人ならではの判断基準・観点を持ち、そして行動力がある人だと思います。
概ね、そのような人はルールを突破する人だったりすると思うので、物事を順序どおりにすることが苦手だったりします。
一見すると不真面目なようにも思えますが、知人の言うことを信じると、このような人も真面目だということでしょう。

規則的に、ルール通りのことを行うということが大切な局面も勿論ありますが、時には、あえて空気を読まずに己の考えを信じてルールを破ることも、とても重要な事だと思います。

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