大きな事業というものはそもそもチームで行うものですし、必ずしも自分がCEOになる必要もありません。その創業チームでどの立場を取ると事業が一番成功するか?ではないでしょうか。
さて「起業」というと、男前に、どどーん、と辞表を出して起業するのもOKですが、なにせ、ゼロイチの能力は当初無いので、かなりの確率で失敗すると思えます。特にスケール型のスタートアップ(破壊・逸脱型イノベーション)は考え方もやり方も全然従来と異なるので、これまた下記が必要になります。
Unlearning
これを、全部自力で行うというのも素敵ですが、相当勝てない気もします。起業はいつでもできるので、一回、(急激な成長を狙う組織)スタートアップ(をやりたいのであれば)で働くことをお勧めします。
どのぐらいのスタートアップが良いか
個人的にはできれば20名ぐらい以下のスタートアップがいいですね。給料は相当安いですが。可能なら創業チームがいいですね。というのは20名を超えると流石にゼロはイチ(事業体がある程度できている)になっており、いわゆる迷走期を味わえないからです。
それ以上、大きくなると、単純に雇用条件の悪い会社になってしまうかも知れません。これも会社によりますけど。単純に働き方の問題ではなく「ゼロイチを将来やりたいのであれば」小さい方(可能なら数名、5名ぐらい、Up to 20名ぐらい)がベターでしょう。
何が違うのか
ひたすら一般の企業と違うのですが、多分驚くのは・・
などでしょうか。
何が良いのか
とにかく「違う」ということを知ることでしょうか。何が違うかといっても、これは実際に・・
自分が利害関係者としてその集団に入らないと一生分からない
という感じだと思います。横でみているだけで足りないんです。同じように一喜一憂し、同じ利益に向かわないとなかなか「感情」という非言語の部分がわかりません。
泳げるようになりたくて、泳ぐのを見ていた
になってしまいますね。自分に染み付いた仕事のやり方はなかなか変わらないですし、そもそも無意識なので、何が違うかは「違和感」とか、場合によっては「言い合い」だったりで現れます。
スタートアップに入って、自分が怒ったり、悩んだり、文句を言ったことは、自分がスタートアップをやる時にそれを逆に周りから言われてそれを知るのです。
片足やちょい噛みという方が美味しい気もするんですが。。やはりどっぷりある時期だけとしても、他を全部捨てて、フルコミットがいいと思います。なかなかスケールさせるときは他の事はできないものです。
とにかく、どっぷりフルコミットが必要です。片手間で戦で闘う人はいないでしょう。
こればっかりはやってみないと分かりませんね。いずれにしろ、スケールしているスタートアップに主体者の一人として人生のどこかで立ち会えるのは非常にラッキーです。なぜなら殆どのスタートアップ予備軍が成長の「せ」も知らぬ間に終わってしまうわけですから。
会社にもよるでしょう、給料も安い、が、スタートアップは楽しい。
その後の人生はそれぞれでしょう。もちろん、起業すること、スタートアップをすることが全てではありません。しかし、そんな現場に人生の一時期にでも携われるのは人生において最高に贅沢な瞬間だとも思えるのです。