01Blog / 「透明な天井、手段から概念が上がらない時」起業において

2017.10.05

あなたは何者で、何ができ、誰があなたを助けてくれるのか?起業で重要な3つの問い」で書きましたが「あなたは何者なのか?」です。これ結構難しいです。

透明な天井

様々な起業をされている人、あるいは、目指されている人と話しますが、どうにも手段から概念が上がらないケースがあります。といっても考えていないわけでもなく、話していて平行線という感じです。何か、透明な天井でもあるのではないか?と思うように。あまり言っても怒られちゃうし、それに私自身も自分が完璧ではない、常に間違えている可能性がある(いや、間違っている)と思って話すようにしているので(自信が無いとかではなく、それが起業の世界なので)すが、なかなか悩むところです。

手段というもの

これは会社の社内新規事業でもよく見られますが、自分の製品やサービスが市場でNGとなった時に、そもそも「あなたはどんな世界を創りたいのか?」という概念論が無いのでフリーズしてしまうケースです。

「日本人は一生懸命働く。ただ、そこにビジョンがない」 ノーベル賞・山中伸弥教授が指摘」にもあるように、真面目に働くが「何のために」がなくなってしまうというものですね。この「何のために」は答えのあるものでもなく、考え続ける必要があるからでしょうか。

もちろん、手段を積み重ねて偉大な事業を作った人も居るとは思いますが、ある時点では高い概念、ビジョンとは向き合わないとならないようにも思います。

結局何故なのか

手段が目的化するというものですかね。識者に少し聞いてみました。

結局のところ、方法論からでしか考えたことがないからではないでしょうか。例えば、「どうしたらいいのでしょうか?」と「他社事例」が挙げられます。例として、時短プレミアム金曜日とか、残業禁止とかです。これらは手段ですね。概念を上げると、フランスバカロレア2016理系試験のように「労働の短縮はよき生を意味するのか」とういう問いを投げかけられる習慣か「時短のためにどうしたらいいのか」という概念で考える習慣は日本ではなかなか育まれていないからと思えます。

ということです。根深いですね。我々は今一度「何のためにそれをするのか」を自分に問おてみる必要がありそうです。

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