起業・事業立ち上げプログラム「01Dojo」の必要性を考える

投稿者:Goda George
2018/06/30 00:00

01Boosterでは2013年から約4ヶ月の起業・事業立上げプログラム「01Dojo」を実施しております。既にこの「01Dojo」も10期を数え、プログラムの参加者も100名を超えます。01Boosterはコワーキングスペースから始まっておりますが、最初にサービスらしいサービスとして開始したのがこの「01Dojo」です。

なぜ「01Dojo」を行っているのか?

収益性から考えると「01Dojo」は決して良くはありませんが、元々はインキュベーション事業を行いたいという想いもあり、そのためにはということで進めております。また、プログラム参加者の横のつながりも事業創造に貢献すると思っております。

01Dojoとは何か?

01Dojoはエフェクチュエーションとコーゼーションを組合せた起業・事業立ち上げプログラムです。日本の場合は市場から事業を考えるコーゼーションが主ですが、実際の起業は「Who am I」、つまり、自分の欲求(Desire)や使命感からDoingを繰り還すエフェクチュエーション型が本来のやり方ですし、世界的な標準でもあります。このため、まずは、内発的動機(Who am I)を確認して、その後に事業モデルを固めていきます。我々はビジネスプランを書き上げることではなく、「事業創造につながる」プログラムを提供したいのです。

どんな人が参加しているのか?

元々はこれから事業を立ち上げたい人、立上げてはいるんだけど今後の方向性に悩む「起業家」を対象にしておりましたが、最近は半分ぐらいは大手企業や中小企業の新規事業を興したい社内起業家と起業家の組合せとなっております。敢えて、産業は絞っておりませんので、多様な方々が10−20人各回参加したり、01Boosterの運営しているアクセラレーターの参加者が参加してくれたりもしております。

01Dojoの発展形は?

もちろん、教育型のプロセスのある01Dojoではなく、メンタリング型でアクセラレーターに近い「01 Catapult」というプログラムも提供しております。更に、地域では、これを1日にしている「1Day Startup Dojo」や地域版の「01Dojo」である「Startup Dojo」を展開しております。

我々の一つのベンチマークでもあるTechstarsはもっと大胆に世界中で、メディア(Startup Digest)、ワークショップ(Startup Weekend)等をベースにPre-Accelerator、Acceleratorを展開しております。その素晴らしさには頭が下がりますが、日本中心ではあるものの、草の根的な活動を続けております。

自己定義(Who am I)の考えられる世界に

日本はリベラルアーツの教育に乏しく、自己定義をすることに慣れておりません。このため、市場から考えるコーゼーションに偏っており、この結果、コスト競争(絶対解を求めるため、答えが一つになる)に陥っております。この流れを変えないと、日本のイノベーションの能力は低下を続けると思います。市場や未来予測ではなく・・

やってみたいと思う(Desire)、まずやってみる(Doing)、それを正しく評価する(内省・審美眼)

こんな当たり前のことのできる世界を創りたいのです。連続起業家がこのような行動パターンを取ることは「ジャスト・スタート 起業家に学ぶ予測不能な未来の生き抜き方」をご覧になってください。

未来を予測する最良の方法は、未来を創ることであり、未来を予測しようとすると罠にはまってしまう。by ドラッガー

事業創造に対して熱い想いを持たれている方、この界隈に携わったことがある方もない方も、ご興味のある方はぜひ一度遊びにきてください。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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