事業創造アクセラレーター・コーポレートアクセラレーターを運営する株式会社ゼロワンブースターは、原田産業株式会社と共に運営する「HARADAINCUBATOR〜求む、挑戦者〜」の成果発表会を2020年4月9日にオンラインで開催しました。
登壇者は、関西起業家支援者の方々の前で成果発表をいたしました。審査の結果、1名の参加者がグランプリ(最優秀賞)を受賞し、7月3日に開催する「HARADA ACCELERATOR」のピッチコンテストのシード権を獲得されました。
【Day5 成果発表会】
●開催日: 2020年4月9日(木)13:00-18:00
●場所: オンライン(フルリモート)
●発表者: 19名
●成果発表会の流れ
開講挨拶/プログラムの振り返り
事業アイデア部門クルーピッチ11名(各2分00秒)
事業加速部門ピッチ8名(各3分00秒)
審査員/オブザーバーによる所感
集計結果発表/授賞式
原田産業 講評
オンライン交流会※今回の成果発表会として、事業アイデア部門と事業加速部門の二部門に区分。事業アイデア部門:アイデアエーションフェーズ、事業加速門:事業運営フェーズ。なお、区分に関しては、参加者のステータスを事前にヒアリングし、事務局にて振り分けた。事業アイデア部門は、ピッチ参加者に対して審査員からコメントをフィードバックし、今後の事業創造の実行につなげる。事業加速部門は、アクセラレーターのピッチコンテスト進出のためのシード権として選出。
成果発表会では、本プログラムにてこれまでご支援いただいたメンターや、行政の方々にもご参加いただきました。1月29日から開始したHARADA INCUBATORは、約70日間の期間、関西で挑戦中の起業家にとっては、良い出会いが生まれる場・行動する場となりました。
映えある最優秀賞とアントレプレナー賞に輝いたのは
本成果発表会では、ホテル業務を効率化するオールインワンホテルシステム「WASIMIL」がグランプリ(最優秀賞)に輝きました。アントレプレナー賞には、世界初のLINEを使った暗記学習アプリ「はやべん」が選ばれました。
※最優秀賞:審査員からの平均得点が最も高かった参加者を一名選出。ピッチコンテスト参加権を付与。
※アントレプレナー賞:HARADA INCUBATOR内でのコミュニティへの貢献やプログラム開始から終了までの70日間での事業進捗差分を評価し、審査員長が一名を選出。
最優秀賞者
株式会社AZOO
ホテルシステムWASIMIL(ワシミル)は、鷲の目のようにさまざまなホテル業務を俯瞰して見渡せるとともに、一つ一つの業務にも照準を定めて、効率よくこなしていける、ホテル業務を効率化するホテルシステムです。
社名:株式会社AZOO
代表者:ナピオンテック・トーマス
事業概要:PMS、サイトコントローラー、予約エンジンが統合されたオールインワンホテルシステム
https://www.wasimil.com/
社名:株式会社CHARCOAL STARTER
代表者:歌崎 雅弘
事業概要:学習アプリ開発運営事業・学習塾事業
https://imamirai-school.com/hayaben
審査メンバー(※写真は当日フルリモート成果発表会からの切り取り)
●原田 暁 原田産業株式会社 代表取締役社⻑
1975年神戸市生まれ。建築学科(修士課程)を修了後、建材メーカーの開発部門勤務を経て2003年原田産業株式会社入社、2009年取締役就任、2013年代表取締役社長就任。
●権 基哲 ⽒ Con. 代表取締役/関西ベンチャー支援家/公認会計士
2008年監査法人トーマツ(有限責任監査法人トーマツ)に入所。上場会社の決算監査、IPO支援など上場準備監査にも従事。2013年トーマツベンチャーサポート株式会社関西支部立ち上げ。関西支部の責任者として従事。2015~2019年大阪市シードアクセラレーションプログラム統括責任者(2年間で60社支援、累計資金調達額40億超、事業提携数40件超)、大手CVC設立支援、大手アクセラレーションプログラム運営支援、2016-2017年京都大学MBA「新事業創出論」非常勤講師、2019年11月:ベンチャー支援事業を軸に独立。Conを創業。YouTubeチャンネル「こんちゃんネル-社長の素の顔-」配信。
●長川 勝勇 ⽒ 大阪イノベーションハブ統括プロデューサー
香川県高松市出身。大学卒業後、銀行に勤務していたが、15年目に取引先企業から誘われて経営に参画。これをきっかけに、複数企業の経営に携わりつつ大阪市の創業支援施設で個人事業やIT系ベンチャー、クリエイティブ企業など300社以上の起業や独立開業をサポートしてきた。現在は大阪イノベーションハブの運営に関わる一方、産学官民コミュニティの世話人や事業戦略プラットフォームのアドバイザーなどを通じて関西のイノベーション・エコシステム構築に向けた活動を行っている。
HARADA INCUBATORを開催するに至ったその背景とは?
「〜求む、挑戦者(起業家)〜」をテーマに、独自の事業創造実践環境の0→1プログラム(起業家支援)の実績を持つ01Boosterと共に、インキュベータープログラムで起業家の育成に取り組んだ。コーポレートアクセラレーターはインキュベターのEXIT先として一連したプログラムを設けた。「関西の事業創造環境(エコシステム)に貢献する」という想いから、原田産業は起業家育成プログラムを実施することに至った。
当初、プログラム設計に対して、どのような起業家が集まるのかが想像つかなかったこともあり、インキュベータープログラムの開催については迷いもあったと言う。そのため、まずは原田産業自身が挑戦者となって「起業家と共に0→1のフェーズ」に挑戦してみようと今回のプログラムを開催することになった。