【01Blog】アセアンで思ったこと

2013.12.16

アセアンのITの会議に出席した。日本の話しをまとめてさせて頂いた。 アセアンは2015にある程度の統合が図られる。AEC(ASEAN Economic Community)の動きだ。どこまで統合が図れるかは分からないが、域内関税の撤廃、高度人材のVISA無しでどこでも働ける、ロジスティック文章の統一化などがある。将来的には法整備や共通通貨などの構想もある。EUに近い感じであろうか。現在は準備が進められている。 ASEAN諸国はまだまだ格差が大きい。世界でもトップクラスの一人あたりのGDPを誇るシンガポールがあればミャンマーのように最近になって開放された国もある。発表でもミャンマーの人が言っていたが「最近になってやっと国が開いた」と。期待もあるものの、国内に色々インフラを含めて課題は多く、今後どうしていくか?というところである。ただ、一つ思ったのは、全てが上手く行っていないではあろうが、「アセアンは一つになりつつある」という気概である。その雰囲気を感じた。 今回のホスト役はタイであるが、インドネシア、ミャンマー、ベトナム、マレーシア、韓国、日本が一同に会した。違いはあれど何か、同窓会的なイメージで和気あいあいとしていた。 私個人にどうのこうのできる話ではないものの、日本に求められているものは、リーダシップであるとも感じる。上から目線で「教えてやる」といった考えは宜しくない(このお高い感が日本にはあると製造系の集まりでも批判がある)。各国は優秀なメンバーが揃っている。しかし、発展は途上であり、成熟型の日本のやり方からアセアンの皆さまが学ぶことも多い。 成熟市場の日本はどうしても各国との関係を大切にしたい。しかし、単純に物を売って、外貨を獲得するというシングルサイドのビジネスモデルは成長著しく、資金需要の大きな新興国では望まれない。いかにアセアンやアジア諸国に我々日本が貢献していけるか、自他共栄を図って共に発展していけるか。まさにこれが問われていると感じた。01Boosterや私の関連する企業群のちからは小さいが、アジアの発展に微力でも貢献していきたいと強く思っている。

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