【01Blog】人を惹きつけるスピーチを分解すると?

2013.10.27

元ニュースキャスターで今はジャーナリストとして活躍されている女性の方の講演会を聞きに行く機会がありました。日本人はプレゼンやスピーチがあまりうまくないという印象がありますが、訓練の差もあると思います。もちろん、物が良ければ(サービスが良ければ)プレゼンなどはあまり意味が無いという意見も一理ありますが、別に議論しているように物が良ければ売れるという時代はもう終わったと考えた方が今後のビジネス的にも良いでしょう。物を売る、会社の主張を通すという意味でもスピーチやプレゼンはとても重要になるでしょう。 さて、どうやったらスピーチやプレゼンをうまく出来るか? 達人のお話をお伺いして見取り稽古というのも必要でしょう。講演会の主張がどうかはここでは議論しないとして、これをビジネス的に考えてみるとご本人が意識されているかはわかりませんが、スピーチ手法的にもとても素晴らしいと思いましたので、下記に「人を惹きつけるスピーチを分解すると?」ということで、まとめておきます。 スピーチ ■大きな一本の主題を支える議論展開 → 結論に対してブレない議論で結論が相手に伝わる ■論点をしっかりさせる。 → 賛成と反対の明確化で頼もしさも聴衆に与える ■嫌味にならない程度に(けなすのではなく)個人批判する →それを聞いた相手が怒らない程度。 ■批判物・者を言わずに先に連想させる。 →皆の共通認識に対して語りかけ、会場の総論を形成する →「中学生でも分かる」という言い方(同上) ■ゆっくり抑揚を付けて話す。難しいところは非常にゆっくり。 →文献の文章の朗読的な部分は非常にゆっくり話す ■途中で数回、どう思いますか? とYes or Noの挙手をさせる →具体的な物理的アクションで聴衆を惹きつける ■手振り素振り。 →大きすぎず、あまり大きく動かさない。なので、欧米人で見られるようなオーバジェスチャーという感じではない ■目線を会場の左から右に動かす。目線は皆の視線と一致。 →この目線は最適であろう ■時に関西弁を混ぜる →場を和ませる Q&A対応 ■相手の名前を復唱する。お召し物を褒める。質問にこたえる前にまた名前を呼ぶ。 →会場の個別の方との強いつながりを創る。

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