【01Blog】本質的な地方創生はどうしたら良いのか?

2015.04.03

地方創生に関して重要なポイントは何か? 今日は山口県に関連する方々で地方創生に関して意見交換を行いました。地方創生に関してどうやったら上手くいくのか?は現状の仮説をこちらにまとめたものがあります。 01Booster 誰かが餓死する程には困ってませんし、果たして地方が不幸せかというとそうでもない。都会よりもよっぽど豊かではないか?という考え方もあります。当然柵もあるでしょうしですね。柵の部分に手をいれたり、既に出来上がっている生態系に直接手をいれるのは難しいと思います。また、起業でもMotivationが重要ですので、変わりたいと思っていない人を変えることも難しいですね。 なので、小生的に(解決可能な)問題と感じる点を抜き出してみます。
  • 情報格差が大きい。これはITで情報格差は無いというのに私はすごい懐疑的です。あくまで人は見たい情報しか見ませんし、情報も主観が入ります。特に面白く無い情報は誰も見ませんので、事実は伝われど、本当の真実はなかなか伝わらず、情報格差がなくなる部分と、逆に大きくなる部分があると思います。
  • 比較的生態系が閉じている(幕藩体制の頃の名残が強い)。
  • 会社(事業)の想定規模が小さくなる。5億〜10億の壁を超えられない。あるいはそれ以上を想定しない。どのような人生でも良いのですが、それ以上を狙うような「選択肢」を持っているかの差はあると思います。
  • 突然変異に事業創造を頼りすぎている。これはインセンティブ設計ができていない一般の企業も同じですね。簡単にいえばエコシステムができていない。この点は一部、日本でも東京のStartup関係ではエコシステムがあるといえばあります。
  • Equity投資の場合のExit設定が難しい。会社の売却、IPOが必ずしも良いわけではないが、そのような選択肢が無いとEquity型の投資ができないので資金が得づらい(これはキャピタル・ゲインだけではなくても事業シナジーを狙う大手のCVCとしても)。
  • 外部リソースを使うという考え方がそこまで浸透していない。これは、いわゆる専門家ですね。コンサルも色々おりますが、良いコンサルの力も使えないとなるとできることは新規分野には新しい敵がいるので、戦術も結構限られます(基本は専門には勝てない)。
  • そこまで長期ビジョンに立って考えられる人は多くはない。仮に20年先に問題が起きるとしても、そこまでの想定をして動ける人がいるかどうかですね。
  • 技術のレイヤーに話がよりますので、世界観という上位概念の部分がどうして弱くなる。プロモーション・マーケティングなどの部分が弱い。
b0015356_16175449 http://geopoli.exblog.jp/19661333 上記を踏まえて、色々考えていく感じですね。

・・・