01Blog / 起業=自己破産と思っていた日「いくじなしからの起業」

投稿者:Goda George
2017/09/16 00:00

私は少なくとも非常に自分を意気地なしだと思います。親は理髪店(個人事業主)を営んでいたので、結果的にそういう影響もあったとは思います。当時は戦後で貧乏な家の出の父親は中学を出たら丁稚奉公となり、非常に辛い思いをしたのでしょう。

タケシ(私の日本語名)!人にだけは使われるな!

と良くいってました。但し、親の苦労も見てましたので(スタートアップという言葉も知りませんでしたが)、事業だけはやりたくないということで大手企業に進むわけです。マクロ環境がこっちの世界に持ってきた(バブル崩壊やソフトウエアの台頭)と思います。

多くの多分、自分より勇気があり、能力のある人と会話して

最近の企業にしろ行政にしろお話する人は、多分、決断力、勇気、能力をとっても多分、私よりも上の人が見えるだけではなく、実際に客観評価したら多いと思います。但し、皆が、

起業するような勇気や意気地はない。そんな能力も無い。

といいます。能力に関しては自虐でそう言っているだけで、本当に思っているかは分かりませんが(実績と肩書で困ること「起業で起こること」)、勇気の部分は本当に思っていそうにも思います。もちろん、男前に無鉄砲なのが良いとも思えませんが。

起業=自己破産と思っていた

私が起業に関して知ったのはビジネススクールで起業のクラスがあったからですが、今でも覚えているのは?先生に起業しないのか?と言われた時に、

いや、起業=自己破産という印象しかなくて・・・ちょっと・・・

と答えたのを憶えています。先生には呆れた顔をされたのも憶えております。でもまぁ、これまた親から起業とは関係ないですが、

借金の保証人だけにはなるな!

と言われたことが多く、この影響があったのかも知れませんが、いずれにしろ、親も見ていたし(特に自己破産しておらず、大学院まで行かせて頂きましたが・・)、起業というか、事業を自分でやる印象はそもそもすこぶる悪かったわけです。

全然起業に向かう気無し。最後に残った路

今では、偉そうに「起業しないのか?」とか人に言ってますが、自分にとっても最後に残った路ですね。あれやこれやと迷走していたらそこしか残らなかったに近い。

意気地なしというのであれば、まさに自分のことだと思います

多分、代表のオーラ鈴木も起業なんかに向かう気は無かったのではないか?と思います(元々大手)。ただ、彼は人に従えないので、起業しかないとも思えますが(笑)。

ただ、それでも起業を勧めてしまう理由

結局、経験したことのないものは分からないわけです。実際にこっちの世界に来るとわかることもあります。ど根性物はおいておいて、まぁ、単純に言えば楽しいわけです。アドレナリンが出る。確かに無給も経験しました(お金が減ってくときの気持ち「起業の時に起こること」)。それなりに辛いんですが・・

無給は最高だ。何故なら今、何かを創っていると思えるからだ。by シリアルアントレプレナー(s) in SF

とまでは行かないものの、まぁ、なにやら前に進んだり、下がったりしながら、事業を創っていく喜びに悶えるわけです。一番大きいのは何か・・・

事業を創ることに集中できるというシンプルなこと

なのかも知れません。政治的・出世など事業に関係ないこと、(必ずしも市場志向ではない)上司を口説く面倒さ、自分で進路を決められない、など事業に関係の無いことを行うのは多かれ少なかれ物凄いストレスだと思います。ただ、それしか知らないと、そこまでこれらの事が辛いこととも思わない。カッコイイオフィスも長くても1ヶ月あれば見飽きます。

大手企業を去って起業をするとボスに打ち明けた時、彼は言った。"Great Idea!" by シリアルアントレプレナー(s) in SF

まぁ、辛いこともありますが、良いこともたくさんあるわけで、起業=自己破産で、何か、一攫千金の博打とはだいぶ違うということを知ると・・

あれ?思いの外、起業とかスタートアップって悪くないじゃないか?

となって、人の趣向にもよるし、能力もあるので万人向けではありませんが、起業やスタートアップで働く(まずはスタートアップで働くのはどうか?「起業で起こること」)という選択肢を自分よりも決断力も能力もありそうな人には、え?なんでやらないの?って宣伝もしたくもなるわけですね。

カッコイイオフィス?そんなものにはなんの興味もない!クソ食らえだ!狭くて臭い部室が最高だ。我々は世界をここから変えることが喜びなのさ。by シリアルアントレプレナー(s) in SF
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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