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SPINX TOKYO 2025
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「SPINX」とは、事業会社に眠る才能を「スピンオフ・スピンアウト」によって発掘し、新規事業開発を促進するプログラムです。今回のイベントは、スピンオフ・スピンアウトを日本国内でさらに促進することを目的とし、スピンオフ・スピンアウトによる事業開発に取り組む事業者などを登壇者に迎え、参加者に有益な情報を発信し、実践的な知識とネットワークを提供したいと考えております。
■イベントのポイント
・事業会社側のExcecutiveによるパネルディスカッションにて、スピンオフ・スピンアウトを送り出した側の期待値、課題感を学べる
・SPINX採択者のピッチにより、スピンオフ・スピンアウトの実例や制度設計について学べる
・イベント後には懇親会にてコミュニティに繋がれる
■このような方におすすめ
・スピンオフ・スピンアウトを検討している方、実行中の方、制度設計を行っている方
・スピンオフ・スピンアウトへの出資を検討するVC / CVC
■開催概要
・主催者 :株式会社ゼロワンブースターキャピタル
・日 時 :2月28日(金)15:00 ~19:30
・会 場 :温故創新の森NOVARE (東京都江東区潮見二丁目8番地20号)
・参加費 :完全招待制(無料)
・対 象 :SPINX10採択者 / VC / CVC、新規事業開発関連部門のマネージャー(課長職)クラス以上、それに準ずる方
※1社あたり付き添いの方含め2名まで
※申し込み多数の場合は抽選
・定 員 :130名
■開催タイムスケジュール
・15:00〜15:10:オープニング / SPINX活動紹介
・15:10〜16:00:パネルディスカッション①「スピンオフ・スピンアウトの活用価値」
〜参加者間のご挨拶と意見交換 & 休憩〜
・16:10〜16:40:パネルディスカッション②「スピンオフ・スピンアウトの現状と未来〜事業会社からスタートアップへ〜」
〜参加者間のご挨拶と意見交換 & 休憩〜
・16:50〜18:00:SPINX採択者ショートピッチ / クロージング
・18:00〜19:30:懇親会
■登壇者
パネルディスカッション①
大西 正修 氏
清水建設株式会社
NOVAREエグゼクティブコンダクター 副社長執行役員
1983年 清水建設入社
2006年 設計本部プロジェクト設計部2部長
※2012年度グッドデザイン賞を受賞した豊洲キュービックガーデン等を手掛ける
2013年 設計本部副本部長
2019年 常務執行役員設計本部長
2024年 NOVAREエグゼクティブコンダクター イノベーション担当 フロンティア開発室担当 副社長執行役員
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内木 悟 氏
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
宇宙戦略基金事業部長 兼 新事業促進部長
東北大学法学部を卒業後1991年に当時の宇宙開発事業団(現在の宇宙航空研究開発機構(JAXA))に採用され、種子島宇宙センターに配属。その後、国際宇宙ステーション条約協議への参加、理事長秘書、プロジェクトマネジメント推進、法務等の担当を経て人事部長、調達部長を歴任。
2024年6月より新事業促進部長として宇宙産業の競争力強化やJAXAベンチャー支援等を通じた裾野の拡大、宇宙技術を使った新産業の創出等を担いつつ、2024年7月には宇宙戦略基金事業部長を兼務し、10年1兆円規模といわれる基金の資金供給を通じて民間事業者等による技術開発の支援を推進している。
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鈴木 規文
株式会社ゼロワンブースターホールディングス
代表取締役 CEO
99年カルチュア・コンビニエンス・クラブ⼊社、管理部門を統括するコーポレート管理室⻑。東証マザース上場、東証1部指定替えプロジェクトメンバー。06年エムアウトにおいてアフタースクール事業「キッズベースキャンプ」を創業するとともに、兼務で新規事業開発シニアディレクターを歴任。同事業を東急電鉄に売却、3年間のPMIを経て、同社取締役退任後、11年事業創造アクセラレーター01Boosterを創業し、起業家⽀援、企業向け新規事業開発⽀援事業を⾏っている。
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パネルディスカッション②
岩城 陽大 氏
Star Signal Solutions株式会社
代表取締役
2011年JAXA入社。文部科学省宇宙利用推進室、内閣府宇宙戦略室、在ウィーン国際機関日本政府代表部などを経て、2023年JAXA べンチャ―としてStar Signal Solutions株式会社を設立。
S-Booster2021審査員特別賞、未来X2024 三井住友海上賞、Think Globally Act Locally Award(JTB賞)受賞。
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西田 誠 氏
MOONRAKERS TECHNOLOGIES株式会社
代表取締役/CEO
1993年東レ入社。20代で始めての新規事業に挑戦し、ユニクロへの飛込営業で超大型契約を獲得。2度目の新規事業では、サプライチェーンを最終製品まで延伸。今や1兆円規模に成長した東レ繊維事業を支えるコンセプトの先駆けとなった。
2023年11月、3度目の新規事業であるD2Cプロジェクト“MOONRAKERS(ムーンレイカーズ)”を、出向起業形式でスピンオフし独立起業。
日本新規事業大賞で大賞受賞。TMIP Innovation Awardで優秀賞を受賞。フォーブスやマクアケのアワードでもノミネートされるなど、現在注目を集めている。
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平野 武士 氏
株式会社THE BRIDGE
代表取締役
ブロガー。TechCrunch Japan、CNET JAPANなどでテクノロジー系スタートアップの取材を続け、2010年にスタートアップ・デイティング(現・BRIDGE)を共同創業。2018年4月に株式会社PR TIMESに事業譲渡し同社メディア事業部長、BRIDGE 編集部共同シニアエディタなどを務める。
2021年3月にPR TIMESの子会社として株式会社THE BRIDGEを設立し、代表取締役に就任。
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浜宮 真輔
株式会社ゼロワンブースターキャピタル
取締役・パートナー
ベンチャー企業を経てIBM入社。金融系プロジェクトにてエンジニアやプロジェクト・マネージャーを経て、スタートアップ支援のIBM BlueHubを担当。スタートアップのアクセラレーションやオープンイノベーションの推進。2018年よりAWS にてベンチャーキャピタル事業開発を担当し、2021年より01Boosterにてスタートアップ投資を行い、2022年より01Booster Capitalをたちあげファンド運営を実施。
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SPINX採択者ショートピッチ
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田畑 登 氏
株式会社PFU Raptor事業開発部 部長
■プロフィール
長年、リテール業界のアカウント営業として、他社と共創の枠組みを作りながら、新しいサービスを作るなど国内外のお客様を中心に、活動してきました。2020年からお客様の課題解決からステージを一つ上げて、社会課題の解決にチャレンジしたいと思い、“捨てられたごみ”が当たり前のように“資源に変わる”世界を創るべく、Raptor VISION(廃棄物分別特化AIエンジン)を展開中。
■事業紹介
Raptor VISIONは廃棄物分別に特化したAIエンジンです。本来、分別出来れば資源になるはずの素材が、ごみ処理現場での慢性的な人手不足や選別作業の高度化などで、分別しきれず廃棄されています。そこで弊社の世界シェアNo.1のスキャナーの技術で培った光学技術・画像認識技術を応用し、自社で開発した独自のアルゴリズムで分別作業の自動化を実現する廃棄物に特化したAIエンジンRaptor VISIONをリリースしております。 私たちの目指す世界は、現在再利用できていない資源の再利用化によるリサイクル率の向上および過酷な作業現場の改善をRaptor VISIONで実現し、次の世代へと繋がる循環社会を創ることです。
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渡海 朝子 氏
ANAホールディングス株式会社 未来創造室
ANA Study Fly プロジェクトリーダー
■プロフィール
2001年ANA入社。客室乗務職。2021年度ANAグループ社員事業提案制度において、人的資本最大化を目指したスキルシェア・タレントマネジメント事業案が最終審査を通過。現2022年6月よりANAホールディングス株式会社 未来創造室に出向し、『ANA Study Fly』事業化推進プロジェクトリーダーを務めている。
■事業紹介
『ANA Study Fly』は、客室乗務員を中心とした現役のANAグループ社員が自らのスキルや得意分野を活かし、講師としてオンライン・対面講座を提供するスキルシェア・タレントマネジメント事業です。約200名の社員タレントが登録し、"想いに、翼を。学びに、翼を。"をコンセプトにサービスを展開しています。
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汐田 陽一 氏
株式会社大塚製薬工場 ソリューション推進プロジェクト
■プロフィール
2004年、(株)大塚製薬工場入社。開発部にてアートセレブ脳脊髄手術用洗浄灌流液、エルネオパ輸液等の医薬品開発を担当。
2019年、ソリューション推進プロジェクトにて新規事業開発を兼任。
業界活動:
〇日本QA研究会 GCP部会【第五分科会Bグループ(2008年)、第四分科会Bグループ幹事(2010年)など】
〇日本CRO協会 認定試験問題作成委員会【第7回試験(2012年)~第23回試験(2020年)】
〇日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 データサイエンス部会TF5(2017年)
〇日本医療政策機構 医療政策アカデミー(第5期)
■事業紹介
ソリューション推進プロジェクトの取り組み
〇輸液マイスター:本業の輸液事業における医療機関への情報提供活動のDXを目的としたスマートフォンアプリ。輸液製剤の組成早見表や配合変化、ウェビナー通知、輸液学習の資料請求などの機能がある。
〇ぽけにゅー:在宅療養生活の食・栄養課題の抽出・解決を支援するクラウドサービス。現在の栄養状態に至った「本質的な課題(根本原因)」は何かを捉え、より適した食・栄養支援方法に導きます。
〇にゅーたる:患者への栄養投与量を計算し、見える化することで、医療関係者間の栄養管理業務の効率化とコミュニケーションを支援するスマートフォンアプリ。
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岸本 暉弘 氏
DO・CHANGE株式会社 代表取締役
■プロフィール
学生時代に阪神淡路大震災を経験し、震災ボランティアを行いながらゼミにて神戸市長田区真野地区のまちづくりを研究。卒業後、清水建設株式会社に入社。建設現場での原価管理をスタートに支店営業、不動産仲介取引、総務、人事、債権回収事業、本社営業、不動産開発事業等幅広い職務を経験。清水建設社内起業制度(CV制度)1期生。2023年:香川高等専門学校客員研究員。2024年:DO・CHANGE株式会社設立(出向)現在、ケニア・ガーナで実証中。
■事業紹介
アフリカのガーナ国に世界最大の電子機器の墓場と言われるスラム街があり、またケニア国にダンプサイトと呼ばれるゴミ捨て場があり、被覆廃線を野焼きすることで銅を取り出している。野焼きにより、ダイオキシンが発生し、健康被害と大気汚染が起こっている。アフリカで本事業を通じて、ダイオキシンを発生させずに銅を抽出し、被覆を再資源化させることで資源循環を行う。これにより、雇用創出と社会課題の解決に道筋をつける。
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本間 絹子 氏
株式会社電通
■プロフィール
本業は(CM)プランナー・コピーライター、作詞作曲歌唱など表現の世界の人間だが、7年前から社会課題の解決に興味を持ち、飢餓貧困を柱に子どもと食のあらゆる問題を解決する「ノーペコ(ノー、腹ペコ!の意)ラボ」をはじめ、学生と企業の力で日本の地域課題を解決する「DREAM JAPAN PROJECT」や、放置山林を活用した日本再生プロジェクト「foREst」、日本を代表する伝統工芸を日本を代表する若手CRの力で国内外に改めて発信し元気にする「FROM JAPAN」、日本再生のためのキャラクタービジネスなどを立ち上げている。表現においてもプロジェクトにおいても、共通する信念は、自分、人、企業を元気にすること。
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安部 美江 氏
株式会社INPEX 社内起業プログラムチームリーダー
■プロフィール
大手部品メーカー企業及びエンターテインメント企業を経て、2009年株式会社INPEX入社。
簿記1級資格を得て、J-SOX監査、海外エネルギー操業プロジェクトの管理を担当し、その後、DXのエバンジェリストとして積極的に国内外での啓蒙活動を行う。2021年INPEXにおける新規事業専門部署立ち上げと同時に、社内起業プログラムのチームリーダーとなり、広範な視点を活かして社内起業家をサポートしている。
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植平 将嵩 氏
株式会社リコー(チーム名:食品ロス削減ソリューション)
■プロフィール
2013年に株式会社リコーに入社。研究開発部門で新規事業向けの技術開発や研究企画に従事。社会課題と自社技術を結びつける検討から、食品ロス削減を目指した可食コーティング技術を提案し、2024年度のリコー社内起業制度「TRIBUS」で採択。現在はスピンオフも視野に入れて事業化に取り組んでいる。
■事業紹介
海藻由来の可食コーティング技術を用い、食品の鮮度を維持し、流通や販売以降の食品ロス削減を目指す製品・サービスを開発している。リコーのインクジェット開発基盤を活用した、均一で高生産性のコーティング塗布プロセスが強み。食品や可食素材の知見は、大学や他企業との連携で補完しながら開発を進めている。
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