「IVS」とは、「次世代の、起爆剤に。」というミッションのもと、日本のスタートアップ業界を牽引するインターネット企業の経営者、経営幹部、投資家が一堂に会する国内最大級のスタートアップカンファレンス。
30回目という節目を迎える「IVS2023 KYOTO」は、2023年6月28日（水）〜30日（金）の3日間にわたり、京都市勧業館「みやこめっせ」「ロームシアター京都」で開催されます。

一万人が集う巨大コミュニティに！
「IVS2023 KYOTO」が挑む変化とは。

POINT1：規模化

IVSの魅力は、経営者、経営幹部、投資家というスタートアップの核を成すキーパーソンというコミュニティ。先輩の起業家が後輩の起業家に経営のノウハウを継承したり、資金調達・M&A・事業提携・商談が決まったりする場として、スタートアップ・エコシステムを形成してきました。これまでのIVSは招待制で、参加者は700名程度に対し、前回の「NAHA」では2000名と規模を拡大。さらに今回の「KYOTO」では、一万人規模を指しています。【スタートアップ業界の核】に加えて、「スタートアップを起業したい」「VCに転職したい」という【これから関わりたい方々】が参加できるようになったこと、これは大きな変化です。

——「IVS2023 KYOTO」の規模化や会場について、その背景や狙いを教えてください。

これまでのIVSは招待制として、700名前後の規模感で開催してきました。「IVS2022 LAUNCHPAD NAHA」では規模を2000名に拡大、今回は1万人規模を目指しています。
どうして規模を拡大しているかというと、スタートアップ関係人口を増やしたいからです。政府が「スタートアップ育成5か年計画」を発表してスタートアップに注目がますます集まっています。今回の規模感はIVSなりのアンサーでもあります。
そして、この規模のスタートアップカンファレンスを開催できる土地は京都が最適だと考えました。規模拡大にあたり、「スタートアップを起業したい」「VCに転職したい」といったスタートアップに関わりたいと思っている誰もが入れるような新しいエリアを設置しています。

　

期待しているのは、「日本のスタートアップを世界基準にする」こと

POINT2：グローバル化

「IVS2023 KYOTO」と同時にグローバルクリプトカンファレンス「IVS Crypto 2023 KYOTO」を開催。会場内に「NEXT CITY」を新設し、「CRYPTO STAGE」では音楽、ゲーム、IP、地方創生など、さまざまな分野におけるWeb3の応用事例を紹介するセッションを、「WEB3 STAGE」では、日本初となるAIとWeb3の2領域を開発テーマとしたハッカソン「AI+Crypto Hackathon」（https://ai-crypto-hack.framer.website/）の最終審査（デモデイ）や、世界中の最先端かつ優れたWeb3のプロジェクトと出会い交流ができる「COLORS Web3 Pitch」などのイベントを開催。さらに、Web3起業家、経営幹部、投資家を中心としたゾーン「PRO BASE（※）」では、ネットワーキングやVCによる相談などが可能です。

※「PRO BASE」に入場するには、「Pro Pass」もしくは「VIP Pass」が必要です。詳しくはIVSサイトをご覧ください。

——「IVS Crypto 2023 KYOTO」には、日本のみならず海外からも多くの登壇者がやってきます。日本のスタートアップ・シーンに、今回の取り組みがどのような投げかけになることを期待しておいででしょうか？

京都という海外の人からも人気の土地での開催ということもあり、海外からも多く参加されます。期待しているのは、「日本のスタートアップを世界基準にする」ことでしょうか。海外のVCが常駐するブースもありますし、資金調達やサービスの海外展開により、日本のスタートアップがグローバル展開して、外貨を稼げるようにしていくことを狙っていければと思います。

　

IVSをより楽しむための一番のポイントは、「当事者になること」

POINT3：プラットフォーム化

「IVS2023 KYOTO」は、来場者一万人を目指すことで、「これから資金調達をしたい」と考える起業家や、「これから起業したい、新規事業を創りたい」と考える起業家の卵や社内起業家（イントラプレナー）、「スタートアップと繋がりたい・支援したい」と考える大企業や行政関係者、「スタートアップに興味がある・関わりたい」と考える学生や転職検討者など、幅広いステークホルダーが交流機会を持つことができるプラットフォーム。スタートアップ・投資家・行政・支援者、それぞれの立場で先端的な取り組みを行う方々によるセッションにも注目です。

IVSサイトでは、初心者にも優しい、歩き方情報がギュッと詰まったガイドブックを公開中です。ぜひご活用ください。

——今回のIVSでは、スタートアップの経営者や経営幹部、投資家だけでなく、大企業や行政、学生などの幅広い方々が参加できる機会となりました。初めて参加する方に、IVSの楽しみ方を教えてください。

IVSをより楽しむための一番のポイントは、「当事者になること」でしょうか。「京都に集まったみんなでスマブラしようぜ！」くらいの、ゆるいサイドイベントを自ら企画するぐらいの勢いで前のめりに参加していただけると嬉しいです。
当事者になるのは厳しくても、どのような人が参加しているかの一覧もガイドブックから見られますし、みやこめっせではセッション以外に、ワークショップや参加型のコンテンツも多いです。サイドイベントは朝も夜も開催されているので、積極的に色々なコンテンツに参加していただけたらと思います。

島川さん、ナビゲートありがとうございました！
次回は、14名の登壇者が発表された「IVS LAUNCHPAD」ほか、今回お伝えできなかった見どころについてお伝えします。（次回は6月26日月曜に記事公開予定です）