「KONAMI ACCELERATOR 2023」採択スタートアップのany styleが、2023年9月22日（金）に東京ゲームショウ2023ビジネスデイにて、VTuber事務所「my dear. production」3期生オーディション結果発表STAGEを開催。カタリスト（伴走担当）を務める株式会社コナミデジタルエンタテインメント プロモーション企画本部の大石次郎さんと、株式会社any style 代表取締役の萩原湧人さんが登壇しました。エンターテイメントにおけるオープンイノベーションの最新事例として、イベントをレポートします。

スタートアップとKONAMIが共創する革新的事業

大石さん：コナミデジタルエンタテインメントは、2022年9月に「KONAMI ACCCELERATOR 2023」の開催を発表させていただきました。KONAMIの既存ビジネスの領域に留まらず、新しいテクノロジーを駆使したアイデアを幅広く募集しました。「Road to a New Experience.」をテーマに掲げながら、スタートアップの皆さんとともに革新的な事業を共創していくことを目指しています。

KONAMIは3月に開催したピッチコンテストで6社を選出。このうちの1社として選出されたany styleは、2023年3月に設立されたばかりの新しいVTuber事務所「my dear. production」を運営しており、先だって、3期生のオーディションを開催しました。

大石さん：この企画では、KONAMI ACCELERATORの一環として、KONAMIのクリエイターがキャラクターのデザインを担当したり、配信用のライブ2Dモデルの作成に協力しました。3期生の3名のVTuberのタレントは、本日のステージが初のお披露目の場となりました。今後チャンネルで配信される楽曲も当社のクリエイターが担当しています。

any styleは、『一人ひとりに圧倒的な熱狂を』というミッションを掲げるエンターテイメント領域のスタートアップ。推しのVTuberと直接話ができる推し活アプリ「my dear.」とVTuber事務所を開発・運営しています。

萩原さん：これまでも色々な企業様とコラボレーションしてまいりましたが、今回KONAMIさんのアクセラレータープログラムに採択されたことで、長年のコンテンツ制作のノウハウのおかげでとても素晴らしい開発をすることができました。

一般的なVTuberの活動といえば、YouTubeでのライブ配信や動画配信。今回の企画は、これに加えてany styleが提供する1対1で推しのVTuberとやりとりができる推し活アプリ「my dear.」を活用することで、よりファンに応援してもらえるVTuberをプロデュースしようというものです。「my dear.」の醍醐味は、自らオタク活動に浸かり、「推し活」とファン心理を熟知した萩原さんが提供する、ファンが日々楽しむことができる体験の提供。イベントでは、「my dear. production」の第1期VTuberの宇田川羽衣華（うだがわ ういか）さんが、「my dear.」のメッセージ機能や、開発進行中の通話機能などを詳しく紹介しました。

これは推せる…！共創で生まれたVTuber

続いて、いよいよ第3期のVTuber、不思議の国からやってきた兎埜ラパン（うさの らぱん）、BIGな怪盗を目指す狸の狸坂マミリス（たぬきざか まみりす）、関西弁が印象的な猫松フェリィ（ねこまつ ふぇりぃ）の個性と属性に溢れた3名が登場。「歌とイラスト時にゲームとかたくさんいろんなことをしていくから、みんなも楽しんで見守ってほしい。友達のような関係になれたら」「ゲームや歌やラジオ系企画などどんどんいろんなこと頑張る」「FPSとかホラーとかのゲーム配信ももちろんやるのでリプやコメントをくれたら嬉しい」など、意気込みを語りました。

また、any style萩原さんは、プロジェクトに参加できた喜びを語りつつ、先日VC6社から累計1.5億円の資金調達を行い、これからどんどん拡大していくフェーズになること、今後もぜひKONAMIと取り組みできればと語りました。また、大石さんは、「彼女たちがどんどん成長して、一緒にゲーム配信できる日を楽しみにしています。皆さん応援してください」とイベントを締め括りました。

any styleは、東京ゲームショウ2023一般公開日である9月23日（土）〜24日（日）の2日間にわたりKONAMIステージで登壇するとともに、YouTubeにてオンライン番組を配信します。KONAMIステージではイベント後、3人の名刺をプレゼントするので、東京ゲームショウ2023にお越しの方はブースに立ち寄ってみては？