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ウェアラブルデバイス+血糖値予測で「食事を薬に」するザ・ファージ|明治アクセラレーター2022

ザ・ファージ代表取締役の德永翔平さん

本稿は明治アクセラレーター2022のデモデイ(最終成果発表)のレポートの一部。採択された各社の共創活動をご紹介します。

血糖コントロールに合った食事を提案すれば、この食事自体が薬になるーー。そう語るのは2021年創業のスタートアップ「ザ・ファージ」代表の德永翔平さんです。彼らが取り組むのは食後血糖値の予測AI。近い将来、国内でもウェアラブルデバイスなどにより血糖値が可視化されることで期待されているのが食生活などに起因する生活習慣の改善です。

「血糖値は近い将来、ウェアラブルデバイスで可視化されるようになるのってご存知でしょうか。一般消費者の食後血糖変化が可視化される社会が、もうまもなく到来する。そうなったとき、我々はおいしい食事が薬になる社会、これを実現したいと考えております。」(德永さん)

一方でこの血糖値、上がり下がりはシンプルなものの、その要因が多岐に渡ることが多いため、医療従事者であっても原因については詳細に把握するのが困難なのだそうです。そこで德永さんたちはこの課題に挑戦することにしました。

彼らが開発する食後血糖値予測AIをベースにしたサービス「glucose flight」は血糖値の目標を自動生成し、そのゴールから逆算した理想的な血糖値の推定ラインを表示します。また、血糖値が跳ね上がる「血糖値スパイク」などの状況を予測し、個別に目標を達成するための介入方法を提案してくれるようになっています。

「我々のアプリケーションでは一番最初に目標を作ってそして食事を摂取し、それを予測します。予測と目標までにギャップが生まれます。この目標に対してパーソナライズされた行動を提案することによって解消する、こんなことをやっています。」(德永さん)

彼らのコアとなる予測AI技術は血糖値のデータを始め、ウェアラブルデバイス、さらに食後血糖を抑制するような行動、食事のデータ、健康診断から腸内細菌に至るまで、さまざまな要素を含めたデータに基づいた機械学習モデルを開発して実現しているとのことでした。プログラムにおける実績については非公開となっています。

 

明治アクセラレーター2022 デモデイの模様を公開中!

デモデイ当日の模様を収めた動画をWebサイトにて公開中です。
ぜひご覧ください。
https://01booster.com/program/meiji/
※一部非公開部分はカットしております

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